中国GP FP1レポート:少ない走行時間の中、メルセデス1-2。タイヤトラブルが多発
2016年のF1第3戦中国GPのフリー走行1回目が行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグがトップタイムを記録した。
写真:: XPB Images
タイヤのレギュレーションが変更されたことで、フリー走行1回目から、各チーム思い思いのタイヤを履いてコースインしていく。昨年は、各車プライムタイヤを使っていた光景から比べると、非常に新鮮に映る。
まず最初にタイムを計測したのは、メルセデスの2台。ミディアムタイヤを履いての計測だった。一方フェラーリはセバスチャン・ベッテルにソフトタイヤ、キミ・ライコネンにミディアムタイヤを履かせ、双方のタイヤの性能チェックを行う。マクラーレン・ホンダは、最初にソフトタイヤで1周走行した後、スーパーソフトを早速投入。セッション序盤の時点ではあるものの、ジェンソン・バトンが4番手、これが復帰戦となるフェルナンド・アロンソが7番手と、好タイムを記録している。
セッション開始17分ほど経過したところでトラブル発生。ターン6のブレーキングでウイリアムズのフェリペ・マッサが大きくスピンしてコースアウトしてしまう。マッサは「何か壊れた」と無線を飛ばすが、映像では左のリヤタイヤが明らかにパンクしているのが確認できる。このトラブルでコース上には部品が散乱し、セッション開始25分後〜32分後までの7分間、赤旗中断となる。
セッション再開後、各車が順調に周回を重ねていくが、残り35分となったところで再びマッサのマシンの左リヤタイヤがパンク。さらにその直後にはルノーのケビン・マグヌッセンも同じく左リヤタイヤをパンクさせる。特にマグヌッセンは、この影響によりサスペンションとリヤウイングを壊してしまった。これにより、このセッション2回目の赤旗中断。コースの清掃が行われるとともに、同様のパンクが相次いだことで、コースの不具合が疑われ、そのチェックが行われることとなった。
結局長い中断期間を経て、残り8分という時点からセッション再開。多くのマシンがソフトタイヤを装着して計測ラップを行う中、トップタイムを記録したのはメルセデスAMGのロズベルグ。2番手にもハミルトンがつけ、いつもの通り、メルセデスAMGが1-2。以下ベッテル、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ライコネンと続いた。マクラーレン・ホンダは、バトン8番手、アロンソ12番手となっている。
フリー走行1回目リザルト:
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