「今のブラジルは悪い時期。将来のF1開催に問題なし」GP主催者が語る

ブラジルGPのプロモーターは、バーニー・エクレストンが懸念を表明しているにもかかわらず、同国でのグランプリの将来は安泰だと主張する。

 今年リオデジャネイロでオリンピックを開催するブラジルは、国家が財政難に陥っており、開幕を間近に控えているにもかかわらず、開催を危惧する声が挙がっている。その影響はF1にも当然及んでおり、ブラジルGPの今後についても危機が迫りつつあると言われている。

 これに伴いバーニー・エクレストンは、インテルラゴスでのレースは今年で最後になるかもしれないと数回にわたって示唆している。一方ブラジルGPのプロモーターであるタマス・ロホニは、2020年の開催まで問題はないと主張している。

 ロホニはエクレストンの発言を受け、motorsport.comの取材に答えた。彼はエクレストンの発言は、今後の交渉のために地方政府に警告を発したものであり、レースが開催されないことについての懸念は今のところないと考えている。

「私はバーニーのことを42年間知っている。彼はこのようなことを言う場合、事前にあまり考えていないということで有名だ」とロホニは言う。

「彼はレースを開催するコストを上げるということを言いたいのだ。しかし、彼は直接そう言うことはない。ブラジルの貢献を高めるよう、FOMからの要求がある。つまりそれは、彼がブラジル政府からの補助金を得ることを望んでいるということだ」

「我々に契約を破棄する理由はない。もちろん、契約を破棄しようと思えばできるが、損害賠償についての議論が巻き起こることになる。それは我々の会社にとっても問題だし、サンパウロ市にとってはもっと大きな問題となるであろう。市はこのイベントで1億2000万ドル(約120億円)も稼いでいるのだから」

「契約の破棄については考えもしなかったし、今後もそれを実行することはないだろう。それは、誰のためにも良いことではない」

「ブラジルにとって今は確かに悪い時期だ。そしてそれが、エクレストン氏のフラストレーションになっているんだろうし、彼が奇妙な声明を出す理由だ。彼はモンツァやその他のサーキットに対しても、同じことをやっている」

「しかしながら彼は、我々がFOMとの契約を持っていることを知っている。そして、TVグローボもFOMとの間で2020年までの契約を交わしている。彼(エクレストン)は自らの利益を見ているだけだ。しかし、我々はTVグローボからの支援を受けており、我々の商業エリアは常に大きな強みを持っている。サーキットは常に満員になり、今年もほとんど変わらないはずだ」

継続契約については交渉

 実際のところ、レースの将来に疑問符が付けられているわけではなく、2025年もしくは2030年までの契約延長を見越したモノであると、ロホニは語る。

「更新のためのオプションがある。そして、私はここでのレースが2020年、2025年、2030年と続けばいいと思っている」と彼は発言している。

 なお、エクレストン側が求めたピットとパドックの改修工事は現在進行中であり、9月末までに完了する必要がある。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 ブラジルGP
サーキット インテルラゴス
記事タイプ 速報ニュース