新F1会長、ファンとチームに「F1をもっと大きくする」と約束

次期F1グループの会長であるチェース・キャリーは、リバティ・メディアが80億ドルでF1を買収したことで、このスポーツが成長・発展を遂げ、チームとファンの利益に繋がると信じている。

 アメリカの大手メディア企業であるリバティ・メディアは、現在のF1の親会社であるデルタ・トプコが持つ株式の100%を買収することを明らかにした。この手続きは、2017年の第一四半期中には完了する予定だ。

 買収完了後にF1の会長を務めるのは、21世紀FOXのCCOでもあるチェース・キャリーである。そのキャリーは、F1を次のレベルに引き上げる計画を立てていると語る。

「私はこのチームに加わること、そしてその潜在的な可能性に非常に興奮している」

「F1は明らかに、バーニー・エクレストンに対する信用の下、大きな成功を収めてきた。そして彼は、何十年もこのビジネスを率いてきた。私は彼と共に働くことを楽しみにしている。そして我々両者は、このビジネスを再構築し、そして次のレベルに引き上げる機会があることに同意している」

「その機会とは、ファンやチーム、パートナー、そして株主の皆さんの利益のために、このスポーツを成長させ、開発することにある。そして、F1をスポーツとして、さらにはブランドとして、プロモーションとマーケティングを増やすこともできる」

「そのためにコンテンツを広く流通させる。特にデジタル分野において。デジタルの分野での収入は、現在は非常に小さな割合を占めている。そしてレースのカレンダーを進化させ、スポンサーシップを含む商業的なパートナーシップも拡大する。そしら、ライブイベントやデジタル面の収益化においてリバティの専門知識を活用し、これまで以上に私たちのイベントを大きくしていく」

なぜリバティ・メディアはF1を買うのか?

 ジョン・マローンが企業したリバティ・メディアは、多種多様なブランドを傘下に抱える。その中には、衛星ラジオ曲のシリウスXMや、メジャーリーグ球団のアトランタ・ブレーブスなどがある。

 キャリーは、F1はリバティ・メディアに対して、”信じられないほど低リスク”のビジネスモデルを提供すると考えている。そして、2026年までに93億ドル(約9300億円)の利益を生み出すと資産している。

 F1の主な支出は、収益や売上高に基づいてチームに支払われる分配金である。

「異なる収益拡大に貢献する製品と、その低リスクなビジネスモデルにより、我々はF1に魅了されてきた」

 そうキャリーは説明する。

「基本的には、このビジネスには、3つの確たる収益源がある。レースのプロモーション、放送と広告、そしてスポンサーシップ……それぞれが大きな成長の可能性を持っている」

「F1は急成長中の生中継に関するマーケットのキープレイヤーのひとつであり、そしてプレミアムスポーツの権利を有している。F1が繋ぐ世界規模の生中継視聴者と魅力的な人口統計に対してアクセスしたいという放送局や広告主、そしてスポンサーなどからの要求が非常に高まっているんだ」

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この記事について
シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース