退屈、好きじゃない、イライラする……。”逆バンク”最終コーナーに不満続出

多くのドライバーが、最終コーナーのレイアウト変更に対して不満をこぼしているようだ。

 セパン・インターナショナル・サーキットの最終コーナーであるターン15のヘアピンは、今年のマレーシアGPに先立って大改修が行われた結果、コーナーの内側が一番高い逆バンクになった。この改修は、間違いなく最も注目された変更点だろう。

 金曜日のフリー走行で改修されたこのコーナーを初めて走行した結果、多くのドライバーがこの変更を気に入っていないと認めている。

 マノーのエステバン・オコンは、この変更を”退屈な挑戦”だとして厳しく批判している。

「完全なオフキャンバーだ」とオコンは語った。

「エイペックスにつくことすらできない。フロントホイールがいつも浮いてしまうんだ。コーナーへの進入としては完全に間違っているよね」

「退屈な挑戦だよ。ただゆっくりコーナーを回ってアクセルを開けるだけだ。楽しくないよ」

 トロロッソのカルロス・サインツは、以前のコーナーを懐かしんで「普通じゃないよ。前の方が好きだったな」と語った。

「マシンが外側に引っ張られるんだ。すごい角度のバンクのせいでね。すごいんだよ」

「普通は、ラップを通してリヤタイヤを酷使して、猛然とプッシュするんだ。最終コーナーに着くと、突然すべてが台無しになってしまう。少し変だよ。それが僕が好きになれない理由だ」

 ルノーのジョリオン・パーマーも、新しいターン15についてテクニックという点では面白い挑戦だと認めたが、それでもこのコーナーは”イライラする”と語っている。

「今は最終コーナーにイライラする」と彼は語った。

「サーキットに施された変更は悪くない。トラックを少し面白くしたという点ではね。けど、オフキャンバーをつけるというやり方は、ブレーキングが難しいからいつもイライラするね。すごく簡単にタイヤがロックしてしまって、コーナー出口まで何もできない。ドライブするのがすごく厄介なんだ」

「でもテクニックという点ではより面白いコーナーだね。その性質からいって、バッチリ決まったと感じることはないだろうからね」

2016 Sepang International Circuit upgrade
2016 Sepang International Circuit upgrade

Photo by: Dromo

オーバーテイクへの影響は?

 セパンの改修を手がけたイタリアのドローモ社のエンジニア、ヤルノ・ファザーリは、新しい最終コーナーの独特な特徴の影響で、素晴らしい追い越しが見られるだろうと語った。

 初日の走行の後では、そのような状況が起こるかどうかについて、ドライバーの意見は分かれているようだ。

 パーマーは「オーバーテイクに対しては、間違いなく悪くないだろう。最終コーナーの後には、DRSが使える長いストレートがあるから、コーナーの出口で挙動を乱さないように気をつけなければならない」と語った。

 しかしながら、ハースのロマン・グロージャンは疑いを持っているドライバーだ。

「わからない。オーバーテイクについて悪化する可能性もある」と彼は語った。

 一方で、ウイリアムズのフェリペ・マッサは、バトルになれば多くのドライバーがコーナーを大回りすることになると語った。

「たぶんDRSを使って、追い抜きを試みると思う」とマッサは語った。

「けど、そのコーナーのブレーキングでバトルをすると、ブレーキがすごく遅れる。タイヤのロックが多く見られるだろう。おそらくたくさんね。そうなればコーナーでマシンは大回りしてしまうだろう」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース