「高ダウンフォースの対策をしても、来年には活かせない」とフェラーリ

アメリカでトップ2チームに遅れをとったフェラーリ。しかしチーム代表は、驚くべき結果ではないと語る。

 日本GPで改善の兆候が見られたフェラーリ。しかしその2週間後のアメリカGPでは、メルセデスとレッドブルと同等のペースを発揮することができなかった。しかもピットストップ時のミスにより、キミ・ライコネンはレースを途中で諦めざるをえなかったのだ。

 レッドブルとフェラーリのポイント差は、残り3レースという時点で53にまで開いた。これは、何らかの幸運に見舞われない限り、逆転不可能な数字であるとも言える。

 アメリカGPの舞台となったサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、大きなダウンフォースを要するサーキットだった。そのため、チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは、今回の結果は決して驚くべきことではないと語る。

「大きなダウンフォースを必要とするこのコースは、鈴鹿とは比較することはできない」

 そう彼は言う。

「鈴鹿では我々は少し前進することができた。これについて我々は満足している。しかし、コースの特性はここは完全に異なる。ここはハイダウンフォースのコースなんだ」

「レース中のペースは、金曜日や土曜日と比べて、それほど悪くはなかった。しかし、残念ながら、我々は表彰台を得ることはできなかった」

 オースティンでは何が問題だったのか? それを問われたアリバベーネは、次のように答えた。

「問題を抱えているところを、我々はシーズン中ずっと繰り返したくはない」

「今では、我々に合わないサーキットは、ハイダウンフォースが求められるサーキットだということは明らかだ」

「今年その問題を解決するのに集中した場合、来年の開発に向ける時間を失うということになる。だから、鈴鹿のような高いパフォーマンスが求められるサーキットに集中したんだ。それは、鈴鹿用のパーツを作るために働くということは、来年のマシン用のデータを得ることができるということなんだ」

ベッテルの最終ピットイン、リヤウイングに付着したタイヤかすが原因

 アリバベーネはセバスチャン・ベッテルの最後のピットストップについて、タイヤの問題ではなく、リヤウイングに付着したタイヤかすを除去する意味合いが強かったと語る。そしてそのピットストップは、ライコネンのタイヤ交換の際に起きたミスから、クルーを救う手助けにもなったという。

「それはただのタイヤかすで、リヤウイングに付着していたんだ。それでリヤウイングはストールしてしまっていた」

 そうアリバベーネは説明する。

「それは問題があったんだ」

「ある時点で彼(ベッテル)は我々に『これは簡単じゃない』と報告してきたんだ。そして、我々はセバスチャンと他のマシンのギャップを確認した。それで我々は言ったんだ。『オーケイ! ピットインしろ。そしてリヤウイングを綺麗にしよう』と。しかも、チームの作業の確実性を確認するため、別のピットストップの機会があって良かったと思う」

 

Be part of something big

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
ドライバー Kimi Raikkonen , Sebastian Vettel
チーム Ferrari
記事タイプ 速報ニュース