【鈴鹿サウンド・オブ・エンジン】グループCやF1等の名車が鈴鹿に集結。モータースポーツの祭典開幕

鈴鹿サウンド・オブ・エンジンが鈴鹿サーキットで開幕し、生憎の天候にもかかわらず、多くの観客が集まった。

『鈴鹿サウンド・オブ・エンジン2016』が本日から行われ、世界中から集まったヒストリックレーシングマシンが、その走行を披露した。

『鈴鹿サウンド・オブ・エンジン』は、世界中から歴代のレーシングマシンを鈴鹿サーキットに集め、その走行を披露するというイベント。昨年初めて行われ、今年は2回目の開催である。また今年は、F1のマクラーレンやフォーミュラEのルノー・e.ダムスをスポンサードする事でも知られる、高級ウオッチメーカーのリシャール・ミル(RICHARD MILLE)がタイトルスポンサーについた。

 その初日、昨年以上に台数が揃ったマシンたちが、生憎の空模様の下、元気な走りを見せた。

 今年のメインとなる催しは、グループCカーによる走行であろう。ポルシェ、ニッサン、マツダ、ジャガーなどのグループCカーが鈴鹿サーキットを駆け抜けた。特にファンからの注目を集めたのは、シルクカット・ジャガーXJR-8。今回のイベントには、このXJR-8が2台持ち込まれた。残念ながらウエットタイヤの用意が1台分のみであり、ランデブー走行とはならなかったが、それでも多くの観客を魅了した。

 またCカーのみで行われたデモレースでは、ニッサンR92CPに乗った星野一義と、ニッサンNP35に乗る柳田真孝のデッドヒートが展開。星野は最終コーナーで飛び出したりしながらも、柳田との一騎打ちを制した。レース中の最高速は、285km/hを越えていた。

 F1マシンも当然注目の的。昨年の約3倍となる16台のF1マシンが鈴鹿サーキットに持ち込まれた。

 注目はタイトルスポンサーを務めるリシャール・ミル社の創設者であるリシャール・ミル氏所有のティレル006とフェラーリ312T。デモレースでは、ミル氏自らフェラーリのステアリングを握った。

 また、久保田克昭氏が所有する、ロータス97Tにも注目が集まる。久保田氏は欧州のヒストリックF1レースにも多数出場しており、2014年にはモナコで勝利している。

 この他、ティレル019は2台が持ち込まれ、中嶋悟、中嶋大祐の親子がステアリングを握った。さらに、ベネトンB189にはスーパーGT等で活躍中の吉田広樹が乗った。

 そのデモレースは、吉田のベネトンと中嶋大祐のティレルが逃げる展開。そして、スタートが遅れてしまった久保田のロータスがこれを追い上げていく。しかし中嶋親子のティレルは、揃ってトラブルが発生してリタイア。これで吉田の圧勝かと思われたが、久保田は果敢に追い上げていく。しかし、最終的には及ばず、吉田首位、久保田2位でチェッカーを受けた。実は久保田は吉田のスポンサーも務めており、レース直後に久保田が吉田のピットを訪れ、祝福するシーンもあった。

 またフェラーリを完走させたミルは、「鈴鹿は素晴らしいコースだ」と感激していた。

 残念ながらリタイアに終わった中嶋大祐は、「父と走るのは初めてではないので、特に何もないですが、同じマシンで走るというのはすごいですね。同じマシンが2台も揃うなんて、日本以外ではあまり考えられない。すごいことだと思います」。

 なお、今年の鈴鹿サウンド・オブ・エンジンには、石浦宏明と中野信治、そして片山右京も訪れている。石浦は日曜日に、ロータス97Tに乗る予定。マシンの状態は素晴らしく、金曜日の練習走行では10,000rpm回しても大丈夫だったという。中野は「今回F1に搭乗する予定はないんですよ……そういう意味ではちょっと残念ですね」と語り、この日は場内の実況解説を務めていた。また片山は別の記事でも述べた通り、搭乗予定だったヴェンチュリLC92にトラブルが発生したため、走行できないことになった。

 生憎の天候だったにもかかわらず、初日から多くの観客が訪れた、鈴鹿サウンド・オブ・エンジン。午後には雨もすっかり上がり、15時半からのF1デモレース時には、ほぼドライコンディションとなっていた。この後も雨の予報は出ておらず、開催2日目となる日曜日は、終始ドライコンディションで行われるものとみられる。そして、マツダ787BやフェラーリF310など、この日の走行をキャンセルしたマシンたちの勇姿も見ることができるだろう。

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この記事について
シリーズ その他
イベント名 Suzuka Sound of engine 2016
サブイベント 土曜日
サーキット 鈴鹿サーキット
記事タイプ 速報ニュース