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ゼイン・マロニー、レッドブル育成プログラムに加入。来季は岩佐歩夢らと共にF1直下のFIA F2フル参戦か

2022年のFIA F2でランキング2位となったゼイン・マロニーが、レッドブル・ジュニアチームに加入することを自身のSNSで報告。F1チームのリザーブドライバーも務めるという。

Zane Maloney, Trident

写真:: Formula Motorsport Ltd

 ゼイン・マロニーは、12月7日(水)に自身のInstagramにて、レッドブル・ジュニアチームに加わることを発表。加えて、F1チームのリザーブドライバーを務めることになったと明かした。

 マロニーは2022年シーズンのFIA F3にトライデントから参戦。初年度ながらもシーズン終盤にフィーチャーレースで3連勝を記録するなどシーズン合計で4度の表彰台を獲得し、ドライバーズランキング2位となった。そしてカラン・ウイリアムズ(トライデント)の代役としてFIA F2最終ラウンドのアブダビ戦にも出走。スプリングレースで15位、フィーチャーレースでは16位となった。

 マロニーはレッドブル育成加入に際し、Instagramで次のように綴っている。

「2023年にレッドブル・レーシングの育成チームとF1リザーブドライバーの一員となることを発表できて感激している」

「このチャンスとサポートに感謝し、シーズン開幕を楽しみにしている」

Zane Maloney, Trident

Zane Maloney, Trident

Photo by: Motorsport Images

 バルバドス出身のマロニーは、シングルシーター昇格初年度の2019年にイギリスF4王者に輝き、2021年のフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパにはR-ace GPから参戦し、ランキング4位となっている。そして今季は前述の通りFIA F3でランキング2位となった。参戦初年度ながらこの好結果を収めたことで、レッドブルからの白羽の矢が立ったと思われる。

 2023年シーズンのマロニーのレース参戦計画はまだ明らかになっていないが、アブダビで行なわれたF2のポストシーズンテストに、角田裕毅やローガン・サージェントらF1ドライバーを輩出してきたカーリンから参加しており、F2に参戦するのは必至と思われる。

 来季F2参戦予定のレッドブル育成ドライバーは、11月にプログラム加入が決まったエンツォ・フィッティパルディの他、今季F2でランキング5位となった日本人ドライバーの岩佐歩夢や2021年のF3王者のデニス・ハウガー、インド人ドライバーのジェハン・ダルバラなどだ。今季F2参戦2年目でランキング3位となったリアム・ローソンはヨーロッパを離れ、日本のスーパーフォーミュラに参戦することが確実視されている。

 なお、今季F3に参戦していたレッドブル育成のアイザック・ハジャーやジャック・クロフォードも、来季はF3からステップアップすると見られている。

 
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