フォーミュラEのベンチュリ、ZFとパートナーシップ締結

フォーミュラEに参戦するベンチュリはZFとパートナーシップを結び、パワートレインの供給を受けることになる。

 ZFは、フォーミュラEの第5シーズンとなる2018-2019年に向け、ベンチュリにパワートレインを供給することになるようだ。

 ZFは1月から『エレクトロ-モビリティ by ZF』と呼ばれる電気系に関する専門家を集めた部署を開設した。そこでは5,000人の従業員が働いており、高度なエレクトリカル・ドライブ・ソリューションの開発が行われている。

 ZFレースエンジニアリングのゼネラルマネージャーを務めるノルベルト・オーデンダールはこう以下のように話した。

「我々はモータースポーツの将来を考えたい。それがベンチュリとパートナーシップを締結した理由だ」

「ベンチュリのために完全に新しいドライブトレインを開発するのはかなり時間がかかるだろう。なので、第3シーズンから非常に複雑なサスペンションシステムの供給を予定している」

「第4シーズンの既存のドライブトレインに関しては楽観している。第5シーズンに向けては、開発のためのテストをしている」

 今回のニュースは、ベンチュリがテクノロジーパートナーシップについていくつかのOEMメーカーと契約した後に発表している。そしてまだこの議論は続いていると考えられている。

 モナコを拠点とするベンチュリは、ギルド・パランカ・パスターと、2013年にチームを創設した際の共同創設者であるハリウッドスターのレオナルド・ディカプリオがオーナーを務めているチームだ。

 ベンチュリのコマーシャルディレクターのジム・ライトは、「ZFは世界で3番目に大きな自動車パーツのサプライヤーだ。今日のアナウンスでは、ベンチュリが”プレミアリーグ”に参入することを明らかにした」と話した。

「これによって我々は、トップレベルのエンジニアリングを経験できる。また、モナコ(の拠点)に持って帰ることができるものも増える」

マニュファクチャラーの存在感

 ベンチュリとZFのパートナーシップは、現在すべてのフォーミュラE参戦チームがマニュファクチャラーや、メジャーなOEMや世界規模のテクノロジーカンパニーと関わりを持っている。

 5月のベルリンePrixでは、フォルクスワーゲングループの重役が多数会議に参加し、近い将来フォルクスワーゲンがフォーミュラEに参戦する可能性について話し合ったとみられる。ZFはフォルクスワーゲンの傘下にあるいくつかのブランドとも密接な関わりを持っている。

 タチータ(元チーム・アグリ)のような新しいチームが参戦する代わりに、全チームがマニュファクチャラーと関わりを持つことが、フォーミュラEで生き残っていくための現実的な手段だと、アレハンドロ・アガグと世界規模のエンジニアリングマニュファクチャラーは考えている。

 フォーミュラEのCEOを務めるアガグはmotorsport.comに対し、次のように述べた。

「このような発表をして新しいシーズンに臨めるなんて、とても嬉しいよ」

「ZFの関与に加えて、その背景には多くのビッグネームが存在している。その人たちがフォーミュラEに参加してくれると思っているし、今回のことはその第一歩だ」

 ルノー(e.ダムス)やBMW(アンドレッティ)、そして今シーズン新たに参戦するジャガーなどといった巨大な自動車メーカーが参入し、ファラデイ・フューチャーやネクストEVといった新興の自動車関連企業も関わりを持つフォーミュラEは、企業規模の大小に関係なく、幅広く興味を持たれるカテゴリーになってきているということができよう。

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
チーム Venturi
記事タイプ 速報ニュース