Motorsport NetworkがフォーミュラEの株式を取得

Motorsport Networkは、フォーミュラEの株式取得を通して、電気自動車レースと電気自動車のより幅広いメディア戦略を主導していく。

2017年1月7日 CES/ラスベガス

  世界最大の自動車およびモータースポーツのデジタルテクノロジー事業を手掛けるMotorsport Networkは、FIAフォーミュラE選手権の商業権を所有し、世界初の完全電動フォーミュラカーのシリーズを推進するフォーミュラEホールディングス・リミテッド(FEH)の株式を取得した。今回の株式取得は、EV市販車および電気自動車レース関連のメディアにおける主導権を獲得するための戦略のひとつだ。

  2017年は、これまでにないレベルのEV新モデルが発表される年であり、フォーミュラEも多くの新しいファンを獲得している。そうした環境を踏まえ、Motorsport. Networkは、電気自動車に関連する全ての放送、OTT、デジタルメディアが繋がる世界の実現を目指す。

  motorsport.comの会長であるザック・ブラウンは1月7日、ラスベガスで行われたCES(Consumer Electronics Show)でフォーミュラEへの投資を発表し、今回の投資を後押ししたのは、motorsport.comやAUTOSPORT.comなどのMotorsport Networkが所有するウェブサイトで、より多くの閲覧者がフォーミュラEへの関心を示していることが明らかになったからだと説明した。

「各国の首都、自動車メーカー、テクノロジー関連企業がフォーミュラEに注目している。また、我々のモータースポーツ関連サイトでも、フォーミュラEのコンテンツの閲覧数増加の傾向が見られる。これがフォーミュラEへの投資の決め手となった」

フォーミュラEへの投資と平行してmotor1.comなどの自動車関連サイトのマネジメントを行い、最新ニュース、新車発表、2017年に予定されている数多くのEV市販車のテストなどの情報を提供する予定だ。これも、Motor1.comの閲覧者が、電気自動車や環境に配慮した自動車関連のコンテンツに平均以上の関心を示していることが理由だ。

 motor1.comの編集長であるジョン・ネフは、次のように語っている。

「2017年の電気自動車市場は、かつてない活発な年となる。自動車市場のこの大きな動きを受けて、motor1.comに電気自動車専門のコーナーを設けることになった。フォーミュラEへの投資により、EVコンテンツを放送やOTTチャンネルに拡大することが可能となるし、当然、電気自動車レースとの繋がりもできる。我々にとって、これは大きな強みとなる」

  フォーミュラEは2014年に始まった世界初の電動フォーミュラカーによるレースで、世界の大都市の中心街の公道で行われる。第3シーズンは2016年10月の香港から始まっており、マラケシュ、ブエノスアイレス、メキシコシティ、モナコ、パリ、ベルリン、ブラッセル、モントリオール、ニューヨークで順次開催される。レースに出場するのは、ルノー、ジャガー、マヒンドラ、DSといった自動車メーカーが支援する10チーム。今後は、アウディ、メルセデス、BMWといったメーカーの参入が予定されている。

 フォーミュラEのCEOであるアレハンドロ・アガグは、次のように語る。

「世界をリードするモータースポーツ関連ウェブサイトでフォーミュラE関連コンテンツへの需要が高まっており、Motorsport Networkは、そのデータに基づいてフォーミュラEへの投資を決定した。これは、デジタル世代のための新しい自動車レースの形を作ろうとする、未来を見据えたふたつのビジネスの融合だ。これによって、フォーミュラEは、世界一規模が大きく総合的な自動車/モータースポーツサイトの力を得ることができる」

 フォーミュラEに関する記事は、Motorsport Networkが所有するmotorsport.comやAUTOSPORT.comなどのサイトに掲載される。また、EVに関する記事は市販車メディアのmotor1.comに掲載される。そして、この3媒体間の連携によって読者は電動レースをより身近に感じるようになるだろう。

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
記事タイプ Motorsport.comニュース