フォーミュラEトップ「F1に対抗しようとは思っていない」

FIA会長のジャン・トッドと、フォーミュラEホールディングスのアレハンドロ・アガグが会見に登場し、パリePrixそしてF1との比較などについて語った

出席:ジャン・トッドFIA会長(JT)

  :アレハンドロ・アガグFEH代表(AA)

パリePrix開催実現について

JT「いくつもの要因が重なって開催に漕ぎ着けることができたのは素晴らしいことだ。特にアンヌ・イダルゴ市長の力が大きい。世界中から大勢の観光客が訪れるパリで行うことに意義がある」

AA「フランスはフォーミュラEの開催初年度から非常に協力的だ。ルノー、DSシトロエン、ミシュランといったフランス企業も多く参画して、フォーミュラEを支えてくれている。パリ市内でレース開催が実現した裏には、イダルゴ市長の力の他に、政府関係者の尽力があり、また軍の協力があった。パリePrixの舞台であるアンバリッド宮殿は軍の施設で、彼らが協力的だったからこのイベントは開催に漕ぎ着けたと言える。世界最高の例になるだろう」
*注:パリ市長のアンヌ・イダルゴはスペインのサン・フェルナンド生まれ。2歳の時に両親と共にリヨンへ移住。30歳でフランス社会党に入党。2014年、ナタリー・コシュースコ・モリゼと女性対決、決選投票で勝利。パリ市初の女性市長に。

これから先のフォーミュラE、そしてF1との比較

JT「フォーミュラEとF1を比較することは出来ない。F1は言わずとしれたモータースポーツの頂点で、特別のポジションを獲得している。フォーミュラEも特別な地位を獲得している。F1もフォーミュラEも世界中で開催されるが、フォーミュラEがさらに特別なのは大都市で開催されることだ。バッテリーの問題にしても、現在は25分ほどで電欠になるが、2〜3年後には50分ほどのライフが得られるようになり、レース中クルマを乗り換えなくてもよくなるはずだ。将来はクルマもより未来的なデザインにして、魅力のあるレースにしたい。シーズン3の開幕戦は香港と聞いているし、シーズン5にはバーレーンでも開催されると聞いている。新しい場所でレースが行われることに期待している」

AA「トッド会長と同じ考えだ。私はF1の大ファンで、F1に対抗しようとは思っていない。F1とフォーミュラEはまったく異なるレースだと思っている。パリでのレースは3万人の観客の来場が予想されている。マジョリティーが応援してくれるというのは民主主義の基本だ」

JT「自治体がその都市を宣伝するのは当然だが、なかなかフォーミュラEのようなイベントを開催出来るところは少ない。パリはもともと世界屈指の観光都市だが、こうしたイベントを開催して観光客を呼ぶ努力をしている。これは素晴らしいことだ
*注:パリの観光ハイシーズン(海外からの観光客が最も多い月)は10月。4月にも観光客の誘致を進めたく、フォーミュラEがその一翼を担えばいいと自治体関係者は目録。

モスクワePrixの開催不安について

AA「我々は準備万端だが、ロシア側の主催者から話があって、5月15日に結論を出すからそれまで待ってくれということだ。何があったか知らないが、現時点では開催は宙に浮いている。シーズン3の香港、シーズン5のバーレーンなどが決まっているのに、目の前のレースが暗礁に乗り上げているというのはあまり感心しない。

Be part of something big

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ フォーミュラE
記事タイプ 速報ニュース