フォーミュラE代表語る「日本開催を含め、日本の関与を望んでいる」

FEH代表のアレハンドロ・アガグが会見を開き、シーズン3のカレンダーについて語った。その中で日本に関しても言及。8月に来日予定だと言う

FEH希望通りのシーズン3カレンダー

 ロンドンePrix初日の7月2日、フォーミュラEホールディングス(FEH)のアレハンドロ・アガグが会見し、シーズン3のカレンダーを発表した。アガグはFEHの希望に添ったカレンダー設定が出来て満足そうだった。特に彼がこだわっていたニューヨークにおけるレースにもほぼゴーサインが出たことで、フォーミュラEに勢いがつくと考えている様だ。

 ただニューヨークは、同じく新たに追加されるマラケシュ(モロッコ)、ブリュッセル(ベルギー)、モントリオール(カナダ)同様にコース設定の承諾が得られておらず、その調整は必須。FEHとしては市街地の中心部で開催したい意向だが、その交渉が続くものと思われる。

「大都市の中心部で開催するレースなので、自治体との話し合いが重要だ。市民生活に直接影響を与えるので、慎重な計画が要求される。市長の交代などで状況が変わることも大いにある。ここロンドンがその良い例で、現時点で来年のカレンダー入っていないのは推進派のボリス・ジョンソン氏が市長を退いたことが影響している。こうした事情もあって、フォーミュラEレースの開催にあたっては場所も日程もフレキシブルに設定しておかざるを得ない。ロンドンのレースの復活の可能性もある」とアガグは説明する。

「ニューヨークに関しては夢が叶ったということだ。ただ、開催場所に関しては市長と話し合いを続けている。しかし、ニューヨークで開催されるということは、フォーミュラEにとって大きな追い風になる。アメリカはフォーミュラEにとって重要な国だ。西海岸のロングビーチでも行いたかったが、その代わりに1月7日にラスベガスで行われるFIAエレクトリック・モビリティ・フォーラム(EMF)でフォーミュラEのプレゼンスを上げる」

マラケシュePrixはCOP22と同時開催

 他の開催に関しては、11月12日のマラケシュのレースが注目を浴びそうだ。このレースは同時期に行われるCOP22(http://www.cop22-morocco.com/index.php)と同時開催で、環境問題が討議される場でフォーミュラEのプレゼンスを上げる考えだ。

 また、アガグは将来のレースに関して、ローマ(イタリア)、スペイン等とも話していることを認めると共に、シーズン1、シーズン2では開催されたがシーズン3のカレンダーから落ちているロンドン、モスクワ(シーズン2では当初カレンダーに入っていたものの、中止されている)などの復活も示唆した。4月22日、6月24日がレース名を記載されないまま開催予定となっているのは、そうした復活レースに対しての対応だろう(4月22日はWECとのスケジュール調整の準備でもある)。

縮小した日本のプレゼンス

 最後に、2シーズンを戦ったチーム・アグリが活動を終えることに対し、感謝の意を伝えた。鈴木亜久里の名前は、新しいレースシリーズのスタートに於いて、大きな意味を持っていたとアガグは認めている。そして日本に関しては次のように言う。

「チーム・アグリがいなくなって、フォーミュラEでの日本のプレゼンスが縮小した。ドライバーにもチームにもスポンサーにも日本の存在を感じられないのは残念だ。しかし、我々は日本での開催を含めて日本の関与を望んでおり、現在日本の広告代理店と協力して様々な企業や自治体と話を続けている。8月には日本に話し合いに行く予定で、計画の進展を期待している」

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取材・文:赤井邦彦

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
記事タイプ 速報ニュース