マクラーレン、フォーミュラE次期バッテリーにソニーのセル技術を採用か?

フォーミュラEの次期バッテリーメーカーを務めることになったマクラーレンは、ソニー製のセルを使うことになるようだ。

 シーズン5からの次世代バッテリーの入札に勝利したマクラーレン・アプライド・テクノロジーズ(MAT)は、ドライバーがレース中にマシンを乗り換えずに済むよう、大容量のバッテリーを供給することになる。このバッテリーには、ソニー製のセルが使われることになるようだ。このためマクラーレンは、村田製作所と提携していると見られる。

 村田製作所は、ソニーの一般消費者向け以外のバッテリー技術を購入。現在では、エネルギーを貯蔵するための、セラミックコンデンサの世界最大メーカーとなった。同社は、発電所、スマートフォン、そして自動車産業においては電気自動車への充電について、ソニーのバッテリー技術を使用したいと考えている。

 村田製作所のこの分野における戦略は、ライバルとも言えるパナソニックに匹敵する長期的なビジョンの一環とみられる。パナソニックはこのバッテリー技術をテスラに供給し、今季から参戦を開始するジャガー・レーシングのメインパートナーとして名を連ねている。

 電子機器関係の巨大グループであるSAFTも、マクラーレンのパートナーのひとつとみられていたが、現時点では確認されていない。

FIA、MATのバッテリーマネジメントに感銘

 MATはすでにシーズン5用のバッテリーデザイン作業に着手した。この新しいバッテリーは、これまでよりも多くのエネルギーを貯蔵でき、そして現在のバッテリーよりもより軽くなることが目標として設定されている。

 FIAの電気及び新エネルギーチャンピオンシップ委員会の会長であるブルクハルト・ゴーシェル教授は、香港ePrixの会場で次のように語った。

「我々はセルの素材とパフォーマンスについて、より深く認識しなければならない」

「我々はセル技術の化学的能力を評価するため、専門家を迎え入れた。そして、フォーミュラEマシンの性能に対処できればと思っている。絶えず加速し、そして減速することは、セルにとって大きな負担となっているのだ」

 マクラーレンがFIAに示した重要な要素のひとつは、そのバッテリー管理システムが、高度に洗練されたものであったと考えられている。

「管理システムは非常に印象的だった」

 バッテリー入札の選定を先導したゴーシェルはそう語る。

「マクラーレンのパッケージを採用するのは、将来的な技術の面で、最善の解決策だったと考えている。しかしもちろん、安全性は非常に重要であり、さらに彼らが提供できるものの性能も非常に印象的で、安心することができた」

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
記事タイプ 速報ニュース
タグ mclaren, sony