女性限定プロレースがFSWで5月始動。その名も「競争女子選手権」

関谷正徳がプロデューズする女性限定のプロレースシリーズ「競争女子選手権」が5月14日に富士スピードウェイで始動する。

 女性だけが参戦するプロレースシリーズである「競争女子選手権(kyojo-cup)」の始動が、東京オートサロンの会場で発表された。

 このシリーズは、元レーシングドライバーの関谷正徳氏のアイデアにより実現したもの。関谷が立ち上げたインタープロトの女性限定レースとして、今年の5月14日(日)を皮切りに、全3戦が予定されている。舞台はいずれも富士スピードウェイだ。

「カートやヴィッツのレースなら、女性でも勝てるかもしれません。しかし、それ以上に速いレースになってくると、それは難しい。女性でも表彰台に登ることができるようにするためには、男女で分けた方が良いと考えました」

 関谷はこのシリーズを企画した理由についてそう説明する。

「柔道でもレスリングでも、男女別じゃないですか。そういう意味では、モータースポーツは少し遅れていた」

「元気な女性の力を借りて、モータースポーツ界を盛り上げていきたいと思います。強い女性を見るというのに、男性も興味あるんじゃないかな」

 このシリーズで使用されるマシンは、ヴィッツRS用の1.5リッターエンジンを搭載したVITA-01。富士スピードウェイを2分2秒で駆け抜ける、純国産マシンである。

「将来的には体力がもっと必要なクルマを使いたいと思っていますが、今はこのVITAを使うことにしました。エンジンはヴィッツのモノですが、マシンの重量は半分なので、速いです。そのため、ある程度体力は必要だと思います」

 関谷はVITAを選んだ理由について、そう語った。

 すでに数人の女性ドライバーが、この競争女子選手権への出走に名乗りを挙げているという。その中の池島実紅と小山美姫のふたりが、この日の会見に出席した。

 池島は現在20歳。10歳からカートを始め、昨年はFIA F4選手権にも出走していたドライバーだ。

「女性だけのレースは初めてなので、楽しそうだと思います」

 そう語る池島は、女性の”強み”もあると主張する。

「体力的には男性には敵わないし、努力しなければいけない部分だと思います。でも、マシンの中では冷静になることができるんです」

 そんな池島は体力面の差を補うためにトレーニングに励んだ話を披露。彼女は筋肉量が増したため、1年で体重が10kg増えたという。

 一方の小山は現在19歳。昨年、FIA F4へのスポット参戦も経験している。

「私は男性と戦うのが好きなんです。でも、勝つことが楽しいですから、(競争女子選手権を)楽しみにしています」

 そんな小山は、男性にはない女性の強みについて、「繊細さ」を挙げた。

「女性の方がすごく繊細だと思います。そういうセンサーは、男性にはないと思います」

 5歳からカートを戦い、常に勝ちを意識してきた小山は、競争女子選手権についても非常に強気のコメントを発する。

「速さだけを求めてきたから、どうでもよかったです」

 女の子なら誰でも憧れる”オシャレ”について問われた小山は、そうさらりと答えた。

「(競争女子選手権に)出るからには、トップを目指します!」

 なお、このシリーズには、参戦ドライバーを経済的にバックアップするために、クラウドファンディングも活用。シリーズ全体に対するサポートを、幅広く募っていくという。

 このクラウドファンディングはすでに募集が開始されており、https://www.makuake.com/project/kyojo-cup/から申し込むことができるという。

「ぜひこのシリーズを応援して欲しいと思います」

 関谷はそう締めくくった。

 競争女子選手権開設1年目の開催スケジュールは、以下の通りとなっている。

■2017年競争女子選手権 開催スケジュール
第1戦:5月14日(日)
第2戦:9月17日(日)
第3戦:10月29日(日)

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この記事について
シリーズ General
イベント名 東京オートサロン2017
記事タイプ 速報ニュース