【GP2】ピエール・ガスリー、ジョビナッツィを退け2016年のGP2王者に輝く

GP2のアブダビラウンドは、レース1をガスリー、レース2はリンが優勝した。松下はレース1で2位入賞を果たしている。

 GP2アブダビで、レース1で優勝したピエール・ガスリー(プレマ)が、今季のドライバーズタイトルを獲得した。

 前回のマレーシアラウンドでは、彼のチームメイトでありタイトルを争うライバルであるアントニオ・ジョビナッツィが7ポイント差でリードし、ポイントリーダーに返り咲いたが、アブダビラウンドのレース1でガスリーが優勝、ジョビナッツィが5位という結果になり形勢が逆転した。アレックス・リン(DAMS)が優勝したレース2では、ガスリーは8位ノーポイント、ジョビナッツィは6位に入ったが、レース1で築いたポイント差でガスリーが2016年GP2チャンピオンに輝いた。

 レース1でガスリーはポール・トゥ・ウィンを果たした。ガスリーはレーススタート時に装着していたタイヤをマネジメントし、デグラデーション(タイヤの性能劣化)に苦しむ他のドライバーたちとの差をつけるが、ラスト5周でスーパーソフトタイヤを投入した松下信治(ART)に追い上げられる。だが最終的には6.7秒差で松下を退けた。

 一方のジョビナッツィは1回目のピットストップ時にガスリーとピットインのタイミングが被るのを避けるため、予定より多く周回することになった。その時のタイムロスが勝敗を分ける結果となった。ジョビナッツィは最終的に6位でゴールしたが、5位入賞のノーマン・ナトー(レーシング・エンジニアリング)がピットレーンでの速度超過によるタイムペナルティを受けたため、5位に浮上した。

 日曜日のレース2、スタート前の時点でガスリーとジョビナッツィは12ポイント差であり、ジョビナッツィがチャンピオンに輝くためには最低2位以上、ファステストラップを獲得すれば3位でも逆転は可能である。ガスリーは6位以上でフィニッシュすればジョビナッツィの順位に関係なく載冠という状況だったが、レース1のリバースグリッドであるレース2はガスリーにとって不利であり、4番グリッドからスタートするジョビナッツィにとってこの上ないチャンスにあった。

 しかしジョビナッツィは、レーススタート時にリヤを大きくホイールスピンさせ、ターン1で5番手、ターン2でジョニー・チェコット(Rapax)をかわそうとした時、松下に外からオーバーテイクされ6番手に後退してしまった。松下はその勢いで10周目にナトーを捉え、4番手に浮上した。

 その後ジョビナッツィは後ろから迫り来るアーテム・マルケロフ(レーシング・エンジニアリング)から、なんとかポジションを守りきり6位でフィニッシュ、4ポイント獲得した。しかし、総得点ではガスリーに8ポイント届かなかった。

 アブダビラウンドのレース1で2位、レース2で4位、計28ポイント獲得した松下は、ドライバーズランキング11位で今シーズンを終えた。

GP2アブダビラウンド:レース2結果

 

GP2アブダビラウンド:レース1結果

 

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この記事について
シリーズ GP2
ドライバー Alex Lynn , Antonio Giovinazzi , Johnny Cecotto , Pierre Gasly , Sergey Sirotkin
チーム DAMS , Prema Powerteam
記事タイプ レースレポート