パジェノー完璧なシーズン。3連勝を果たす。琢磨18位:インディカー第5戦決勝レポート

インディカーシリーズ第5戦インディ・グランプリの決勝レースが行われ、ペンスキーのシモン・パジェノーが優勝。3連勝を果たし、ランキングトップを堅持した。2位にはエリオ・カストロネベス、3位にはジェームス・ヒンチクリフが入った。佐藤琢磨は決勝のペースにも苦しみ、18位完走となっている。

 インディカーシリーズ第5戦インディGP決勝レース。気温8度という、非常に寒いコンディション下で行われた。

 シモン・パジェノー(ペンスキー)がポールポジションからポジションをキープして1コーナーに。しかし後方では、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ)とセバスチャン・ブルデー(KVSH)が接触。いきなりフルコースコーションとなる。この事故は、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)を避けようとしたカナーンの後方不注意。ブルデーをウォールとマシンで挟む形になってしまった。

 5周目からレースはリスタート。今後はクリーンなスタートである。6周目には、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)を抑えようとしたウィル・パワー(ペンスキー)がスピン。ポジションを大きく落としてしまった。

 14周目、ディクソンがジャック・ホークスワース(A.J.フォイト)を交わして5番手に浮上。ホークスワースを抜いたディクソンはペースが良く、ファン-パブロ・モントーヤ(ペンスキー)追撃体制に入る。

 17周目、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ)がジェームス・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)を交わして2番手に浮上。そうこうしているうちに、先頭のパジェノーはリードを開いていく。

 22周目にパジェノーがピットイン。翌23周目には2番手のキンボールがピットインし、コースに復帰した際にパジェノーの前に出る。しかし、キンボールのタイヤの温まりが悪く、パジェノーが難なく交わして再び首位に立つ。

 38周目。1周目のクラッシュでピットに戻り、マシンを修復してレースに復帰していたブルデーがスローダウン。これでフルコースコーションに。ここで順位の逆転があった。ピットレーンがオープンになった40周目に、多くのマシンがピットイン。上位もピットに入ったが、シュミット・ピーターソンのピットが素晴らしい作業を行い、ヒンチクリフをパジェノーの前へ送り出す。ステイアウトしたコナン・デイリー(デイル・コイン)が先頭、エリオ・カストロネベス(ペンスキー)が2番手。

 46周目からレース再開。しかしヒンチクリフの再スタートはうまくいかず、あっさりとパジェノーが前へ。キンボールにも先行を許してしまう。

 4番手争いは熾烈を極めてきた。ヒンチクリフが結局キンボールを再び交わし、以下グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)、キンボール、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ)、ディクソンの順になった。その後方に付けていたロッシが、52周目にコースオフ。順位を13番手まで落としてしまう。

 先頭に立ったデイリーは、順調にとばしていき、リードを築く。しかも、燃料はまだ十分に入っており、他のマシン同様あと1回のピットストップで走り切れそうだ。

 そのデイリーは60周目にピットイン。中古のレッドタイヤを履いてコースに戻る。ヒンチクリフも同時にピットインした。61周目にはキンボールとレイホールがピットインする。62周目にはデイリーのピットインにより首位に立っていたカストロネベスがピットへ。パジェノーは63周目に入った。

 デイリーは周回遅れのマシンに引っかかってしまったようで、これによりパジェノーとカストロネベスが先行。パジェノーはようやく首位を奪還する。デイリーは3番手だが、ヒンチクリフが背後に迫ってくる。そして69周目から70周目に入るところでオーバーテイク! デイリーは自身初の表彰台フィニッシュが遠ざかっていく。

 デイリーはまだまだ安心できない。75周目から76周目に変わるところでディクソンに抜かれ、そのあとキンボールにも抜かれてしまう。タイヤが合わないのか、ペースがまったく上がっていかないのだ。

 結局パジェノーがそのまま最後まで走りきり、トップチェッカー。3連勝をポール・トゥ・ウインで飾った。勝利を逃した2レースでも、いずれも2位に入っており、今季圧倒的な強さを見せている。2位にはカストロネベス、3位にはヒンチクリフが入った。

 なお佐藤琢磨は終始ペースに苦しみ、またドライブスルーペナルティを課せられたこともあって上位に浮上することができず、18位でのフィニッシュとなっている。

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この記事について
シリーズ IndyCar
イベント名 Grand Prix of Indianapolis
サブイベント Saturday race
サーキット インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
ドライバー Simon Pagenaud , Takuma Sato
記事タイプ レースレポート