インディ第7戦デトロイト・レース1:ブルデー好戦略で優勝。琢磨11位

インディカーシリーズ第7戦デトロイトのレース1が行われ、KVレーシングのセバスチャン・ブルデーが優勝を果たした。佐藤琢磨は11位だった。

 ポールポジションスタートのシモン・パジェノー(ペンスキー)がホールショットを決め、エリオ・カストロネベス(ペンスキー)が2番手と、グリッドポジションをキープしていく。後方では、10番手スタートのグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)が6番手までポジションを上げ、11番手スタートの佐藤琢磨も9番手まで上がっている。

 2周目を過ぎた時点で、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ)ら数台がピットインし、タイヤをレッドからブラックに交換する。レッドタイヤは1発のスピードこそあるものの、ライフが厳しい。そのため、早々にレッドを”捨て”て、ブラックタイヤで長い距離を走ろうという戦略だ。続く3周目には佐藤琢磨(A.J.フォイト)ら数台がピットインする。

 先頭集団のパジェノー、カストロネベス、ファン-パブロ・モントーヤらペンスキーの3台は、タイヤを交換することなく、ベストラップを更新しながら走行を続けていく。

 9周目を終えた時点でモントーヤがピットイン。しかしその直後、マックス・チルトン(チップ・ガナッシ)がクラッシュして、フルイエローコーション。トップをいく2台はまだレッドタイヤであり、厳しい展開となってしまった。3番手のカルロス・ムニョス(アンドレッティ)もピットインしていないが、彼はスタートからブラックタイヤを履いている。

 15周目からレースが再開。モントーヤとウィル・パワー(ペンスキー)が、リスタートでムニョスを交わす。ムニョスは意地を見せて、モントーヤを再び交わすが、ペース的には厳しそうだ。佐藤琢磨はジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター)とライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ)に交わされ、13番手に下がってしまう。

 17周目頃から、雨が降り始める。しかし、そのコンディションでもパジェノーは自己ベストを記録しながら、逃げる。2番手カストロネベスはペースが落ち、すでにタイヤを交換したパワーにポジションを奪われてしまう。

 23周を走り終えたところで、パジェノーがピットインしてブラックタイヤに交換。佐藤琢磨の後方13番手でコースに復帰する。カストロネベス、ムニョスは続く24周目を終えた時点でピットに入った。

 これでトップに立ったのはパワー。雨は小康状態を保っており、各車自己ベストタイムを更新し始めている。

 26周目を走り終えた時点で、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ)が2回目のピットイン。レース開始早々にピットインしたマシンも、そろそろ燃料がなくなる頃だ。翌27周目を終了した時点で、佐藤琢磨もピットインしている。

 29周目を終えた時点で、先頭のパワーがピットイン。パジェノーの前でコースに復帰する。しかし32周目、ピットアウトしてきたモントーヤがパワーの前でコースに復帰。これで2台はバトル状態となり、コーナーで若干オーバーラン。この隙を突いて、パジェノーが首位の座を奪い返す。

 42周目、ジェームス・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)がウォールにクラッシュ。これでこのレース2回目のイエローコーションとなる。

 43周を終えた時点でピットレーンがオープンされると、各車が一斉にピットイン。これで、最後のピットインになると思われる。。しかし、モントーヤはステイアウト。これで先頭に立つことになる。ステイアウトしたドライバーたちは、雨が降ることを予想したようだ。

 ピットに入った中で先頭に立ったのはパワーで、全体の7番手である。しかしそのパワーは、このイエローコーション中にスローダウンし、マシンをコース脇に止めてしまう。コースサイドにはホイールナットが落ちており、どうも右リヤタイヤが外れてしまったようだ。

 47周目からレースがリスタート。このリスタートで佐藤琢磨は、最後尾付近まで順位を下げてしまう。

 確実に雨粒は落ちてきているものの、路面を濡らすほどではない。モントーヤは燃料がなくなってしまい、54周目にピットイン。2番手を走っていたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)も55周目終了時点でピットに入る。しかしディクソンのマシンは、コースインしてもペースを上げることができない。どうもギヤのトラブルのようだ。

 セバスチャン・ブルデー(KVSHレーシング)も57周を走ったところでピットインする。ブルデーはカストロネベスの前でコースに復帰。ピットインのタイミングを遅らせたことで給油の時間が少なくなり、この効果で優勝あらそいに加わってきたのだ。これで、コナー・デイリー(デイル・コイン)がトップに立つが、彼も優勝争いの一角である。

 60周目。モントーヤはパジェノー、カストロネベスを交わして3番手に浮上。パジェノーとカストロネベスは、燃料をセーブして走っているようでペースが上がらず、優勝争いからは脱落していってしまう。

 デイリーは61周目を走りきった時点でピットイン。タイヤを交換せず、勝ちを狙いに行く。しかし、コースに復帰した際にはブルデーが先行。デイリーが2番手だ。

 レース終盤。ブルデーは周回遅れのマシンに引っかかってしまい、ペースを失ってしまう。これで、デイリーに1秒差まで縮められるものの、前を行くアンドレッティを抜いた後は再びデイリーを引き離し、そのままトップチェッカー。昨年のミルウォーキー以来、インディカーシリーズでの通算4勝目をマークした。

 デイリーが2位、3位にはモントーヤが粘った。佐藤琢磨は11位でフィニッシュ。ポールポジションからスタートし、レース序盤をリードしたパジェノーは、最後燃料が足りなかったのか大きくペースを落とし、13位に終わっている。

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この記事について
シリーズ IndyCar
イベント名 デトロイト
サブイベント 土曜日 レース1
サーキット The Raceway on Belle Isle
ドライバー Sébastien Bourdais , Takuma Sato
記事タイプ レースレポート