ル・マン24時間:フォードGTとフェラーリに性能調整

ル・マン24時間決勝レース前日、予選で速さを誇ったフォードGTとフェラーリ488GTEに性能調整が課せられた。

 ル・マン24時間レースのスタートが24時間後に迫った6月17日、LM-GTE Proクラスのポールポジションを獲得したフォードGTが性能調整を受けることが発表された。同クラスのトップ5のポジション中4つを占めたフォードに、5kgのウエイトが追加され、結果として最低重量が予選時より約10kg多い1248kgになったのだ。

 これと同時にエンジン性能の調整が示唆され、ターボ圧を低下させるという処置が課せられた。これらの処置はBoP(性能バランス調整)の一環として実施されたもの。レースのスタート順位に影響を及すものではない。

 フォードGTとクラストップの争いをする唯一のチームとなりそうなフェラーリ488GTEにも、性能調整が課せられた。フェラーリはワークスチームであるAFコルセから2台、リシ・コンペティションから1台のフェラーリ488GTEを参加させているが、最低重量が14kg追加され、1268kgに増加した。

 フォードGTとフェラーリ488GTEに厳しい性能調整が課せられたのは、他のGTマシンに比べてタイムが良すぎるため。BoPを機能させることで性能差を減少させることが耐久レースの基本的な考えだからだ。

 ここル・マンではLM-GTE Proクラスのポールポジションを獲得した68号車フォードGTのタイム(3分51秒185)は、ポルシェ911RSR勢の中で最も速かった92号車に3秒8もの差を付けていた。フォードGTの開発を手がけるマルチマチック社のラリー・ホルト代表は、開発に於ける不正を当然ながら否定している。

 このBoPの考え方に沿って、アストンマーチン、シボレー・コルベットの2車種は性能を上げる処置が執られた。具体的にはアストンマーチンは0.4mm、コルベットは0.3mmエンジンの吸気リストリクター口を広げることが許された。

 ポルシェ911RSRはBoP関連の変更はないが、燃料タンクの容量を従来の95ℓから98ℓに増加することが許された。

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この記事について
シリーズ Le Mans
イベント名 ル・マン24時間レース
サーキット ル・マン
記事タイプ 速報ニュース