ル・マン勝者ニール・ジャニ、トヨタに楽させないよう「プレッシャーをかけ続けた」

ポルシェのニール・ジャニは、トヨタが目前で勝利を逃したことについて、「心を痛めた」と認めた。

 ニール・ジャニは、マルク・リーブ及びロマン・デュマとともにポルシェ919ハイブリッドの2号車をドライブし、今年のル・マン24時間レースを制した。その勝利は、最終ラップに入ってすぐのところで、トラブルによりストップしたトヨタTS050ハイブリッドの5号車を抜くという、劇的な結末だった。

 ジャニはレースにおけるポルシェの戦略について、トヨタに余裕を与えないよう、ハードにプッシュし続けることだったと語る。結果的のその戦略が功を奏したわけだが、彼はライバルであるトヨタに対して「同情しない」ことは不可能だと語った。

「スローゾーンやセーフティカーがありながら、僕らは常にトヨタの15〜20秒以内にいた。それは、クレイジーなことだよ」

「最終的に、僕らはスローゾーンで20秒を失ってしまったんだ。そして、僕らは考えた『彼らにプレッシャーをかけ続けよう』とね。だから、彼らはペースを落とすことができなかった。最後まで、プッシュし続ける必要があったんだ。そうなれば、何が起きるかわからない」

「僕は『幸運なことに何かが起きた』と言いたいけど、今回に関してはそれは言えないよ。それは最終ラップだったし、彼らのことを考えると心が痛むよ」

「スポーツマンとしてではなく、ただひとりの人間としてね」

トヨタのペースはポルシェと同レベル

 トヨタに対して、レースでこれほど手強いライバルになると考えていたかどうか尋ねられたジャニは、ポルシェの方が若干有利だと考えていたと言う。

「彼らは1スティントで14周、僕らは13周だったので、その面では彼らにアドバンテージがあった。だから我々は、少し速く走る必要があることを知っていたんだ」

「僕らの方が少し速いと思った。しかし、最大のアドバンテージは、ピットストップによる利益を得た夜だった」

「朝日が出るとすぐに、2台はほとんど同じペースだった。それが、2台が接近していた理由だ」

「僕らはレース全体を通じてプッシュしていた。レインタイヤでの最初のスティントはうまくいかなかった。うまく作動させることができなかったんだ。しかし、僕らは常にプレッシャーをかけ続けた」

 劇的な結末について、ジャニは次のように語った。

「僕はラジオで言われたんだ。『彼ら(トヨタ5号車)がパワーを失った』って。そしてピットは、『プッシュ! プッシュ! プッシュ!』と言っていた」

「僕らは新しいタイヤを履いていた。だから僕は思ったんだ、『OK』ってね。この直前に、僕らは安全のため、新しいタイヤを履いたんだ。僕らはすでに限界にあったので、リスクを取るわけにはいかなかった」

「どうも空気を失っていたらしい。そのタイヤは、あまりにもプッシュし過ぎたことにより、ダメになっていたんだ。レース後にそのタイヤを見ていないけど、僕はただそのために、最後にピットに入ったんだ」

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この記事について
シリーズ Le Mans
イベント名 ル・マン24時間レース
サーキット ル・マン
ドライバー Neel Jani
チーム Porsche Team , Toyota Gazoo Racing
記事タイプ 速報ニュース