クラッチローがブルノでの初優勝を改めて振り返る

32年ぶりのイギリスGPウイナーとなったカル・クラッチローが、ブルノの初勝利を振り返った。

 カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)は、motoGPチェコGPで自身98戦目にして初優勝を収めた。15位からのスタートとなったクラッチローは、ウエットタイヤのハードをチョイスしたのが勝因となった。彼はこの勝利により、1981年に勝利したバリー・シーン以来のイギリス人ウィナーとなった。

 先月のドイツGPでマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の2位だったクラッチローは、セカンドバイクにスムーズに乗り換えることができず嘆いたが、スリックタイヤに切り替えたいという彼の強い思いはレースで勝利するのに大切な要素だった。 クラッチローに対し、ドライとウエットが混在したブルノのレースは最高のコンディションだったのかと訊かれたところ、彼はこう答えた。

「最高だったよ。僕たちはザクセンリンク(ドイツGP)にて、すぐにトラックが乾きはじめたのを気付いたんだ。それが表彰台につながったね」

「完全なウエットコンディションにおいても、最高のパフォーマンスができることを僕は信じているよ。僕は他のライダーとは違ったタイヤを選択したんだ。ライバルたちとは別の作戦で戦ったんだ」

「去年のシルバーストーン(イギリスGP)では、完全なウエットコンディションの中で前後ソフトタイヤを選択したんだけど、当時はジャック・ミラーに抜かれるまで、良いところにいけてたんだ。僕は自分の中でウエットコンディションが得意なんだと信じてるよ」

「他のライバルが同じようにハードタイヤで走っていたけど、僕の方が優位に立てていたよ」

 今回のレースでは、ロリス・バス(アビンティア・ドゥカティ)とティト・ラバット(VDS・ホンダ)は前後ともハードを選択し、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)がフロントにソフト、リアにハードを選択していた。

「今回欠場のミラーが脅威的だ」

 ジャック・ミラー(VDS・ホンダ)はオランダGPでは優勝したが、オーストリアGPでのクラッシュが原因でチェコGPを欠場していた。クラッチローはそれも好機だったと話した。

「今回ミラーが出場していたら、僕は苦戦を強いられただろうね」クラッチローはそう認めた。

「レースの10分前にミラーは、ハードタイヤを選択すると言っていた。バトルになっていたら、彼もまたハードタイヤでギャンブルしてくると思うよ」

 クラッチローはレースがドライになってしまったら、7位以上にあがるのにも苦戦するレースになっていたと思うと付け足した。

「ドライのレースでは多分僕は7位だったろうね」彼はこう続けた。

「現実的にそのレースを振り返ってみると、誰かがミスをしていたら6位だったろうね」

「好機が訪れたのなら、自分自身を信じて自信を持ってそれをものにしていかなきゃね」

「僕は自分のタイヤ選択に対して自信を持っていたよ。そしてそれを実行したんだ。その日その日を自分が最高のパフォーマンスのできる日だと信じていなければならない。そうじゃなきゃ勝つことなんて到底無理さ」

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 チェコGP
サーキット ブルノ
ドライバー Cal Crutchlow
チーム Team LCR
記事タイプ 速報ニュース