スランプにもがくロレンソ。セッティングのギャンブルも失敗

ホルヘ・ロレンソは、厳しくなってきたタイトル争いをもはや気にかけておらず、苦しんでいるスランプからの脱出を最優先としている。

 昨年のMotoGPチャンピオンであるヤマハのホルヘ・ロレンソは、シルバーストンで行われたイギリスGPで8位に終わった。ポイントリーダーであるホンダのマルク・マルケスが4位でフィニッシュしたため、差はさらに広がってしまい、タイトル防衛は難しい情勢だ。

 第6戦イタリアGPまでに115ポイントを獲得し、ポイントリーダーだったロレンソだが、そこから第12戦イギリスGPまでの6レースで31ポイントしか得点できていない。そのため、マルケスには64ポイント、ヤマハのチームメイトであるバレンティーノ・ロッシに14ポイント差をつけられてのランキング3位まで落ちてしまった。

 イギリスGPの後、ロレンソは「僕たちには競争力がなくて、多くのポイントを失っているから、チャンピオンシップのことは気にしていない」と語った。

「過去数戦は常に、どういうわけか何かが僕らに起こっていて、ポイントを失っている」

「ミサノまで待ってみよう。ドライコンディションでは僕らはオーケーで、優勝を争える最速のライダーのひとりだ。もし雨が降れば、違う一歩を踏み出せるように努力をしてみる」

セッティングでギャンブルも、無駄に終わったロレンソ

 ヤマハはドライコンディションのシルバーストンでペースに苦しみ、ロレンソと彼のクルーは、スピードを改善するために、決勝の前にサスペンションを硬くするというギャンブルを決行。しかしその決断は実を結ばなかった。

「今日はセッティングでギャンブルをしたんだ」とロレンソは説明した。「ウォームアップで試したかったんだけど、雨が降っていたから試せなかった」

「結局、ギャンブルをしてサスペンションの設定を変えたんだ。2012年にはウォームアップでそれを試して、うまくいったからね。だけど今日はうまくいかなかった」

「バンプに対して、良くなるどころか悪く働いて、リヤのグリップを失った。ウォームアップの最初のラップから、グリップが少ないと感じてたんだ。(ダニ)ペドロサの後ろについた時、彼は僕よりコーナーのスピードがかなり速くてかなり運転しやすそうだった。だから難しかったよ」

 ロレンソは、リヤタイヤの問題によってさらにペースが遅れ、レースの後半、後方を走ることになったと語った。

「なんとか2分3秒台前半で走り、(アンドレア)ドヴィツィオーゾの近くを維持して、僕から見て第2集団の中にいた」とロレンソは振り返った。「けどレース中盤、9周目に、リヤタイヤから大きな振動を感じ始めた。タイヤのトレッドの一部が剥離してしまった時に似た感じだった」

「2分3秒台前半から、2分4秒5か2分4秒7くらいまで、ペースを大きく落とさなければならなかった。その時にアレイシ(エスパルガロ)に抜かれ、集団とアレイシから遅れ始めたんだ」

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 イギリスGP
サーキット シルバーストン
ドライバー Jorge Lorenzo
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース