ミシュランに不信感を抱くヤマハ勢。ロッシ「レースはやめて、ゲームでもしてよう」

ロッシとロレンソは、今週のフィリップアイランドを前に、ミシュランタイヤに不安を抱えている。

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソは、週末のフィリップアイランドで行われる第16戦オーストラリアGPを前に、ミシュランタイヤに不安を感じているようだ。

 今年の2月に行われたフィリップアイランドでのテストでは、気温が低くなり、13回ものアクシデントが発生した。当時のオーストラリアは夏であり、今週末はもっと気温が低下すると見られているのだ。

 フィリップアイランドは、日が出てくる午前10時でも気温12℃で、暗くなる頃には6℃まで気温が下がるという予報もある。

 それに加えて現時点で、金曜日の降水確率が平均して90%と、雨が降る予報が大半なのだ。土曜日については降水確率45%ほどと、それほど高くはなっていない。このため、ミシュランタイヤを信頼していないライダーたちにとっては、ストレスの多い週末になると思われる。

 日本のもてぎでは、ロッシが7周目、19周目にロレンソが転倒リタイアしたため、ホンダのマルク・マルケスがMotoGPチャンピオンのタイトルを確定させた。ふたりがチームメイトである7年間で、ふたりともが同じレースでクラッシュしたのは、実に初めてのことだ。

 アクシデントの後、ロッシとロレンソはどちらも、自分がグラベルに転がることになってしまった理由がわからないと述べている。このようなことが起こると、ライダーにはとても大きな疑念が生じてしまう。特に、寒くなると予想されているレースの前には。

「もし寒くなったら、とても気をつけなければならない。なぜなら、ブリヂストンを使っていた時でも、気をつけなければならなかったのだから」とロッシは語った。

「気温が6℃だとか言われているけど、もしそうなったら、レースをお休みして、プレイステーションで遊んだほうがいいね。その方が安全だ!」

 日本でのクラッシュについて、ロッシは「転倒は予想していなかった。何も予兆はなかったんだ。けどクラッシュしたのは、僕が何かミスをしたからなのは明らかだ」

 ロレンソはこの件についてあまり口数は多くないが、ロッシが転倒した後、ミシュランがどれだけ神経質なタイヤなのかを強調するような、アクシデントに遭ったことにかなり怒っている。

「前のラップと比べて、50cm早くスロットルを開けたんだ。(転倒するには)それで十分だった」とロレンソは語った。

「ミシュランとブリヂストンは違うメーカーだし、哲学も違う。ふたつのメーカーのタイヤは、ペースは似ているが、ミシュランの方が多くのアクシデントが起きている」

「彼らは、加速時のリヤタイヤのグリップを改善しなければならない。スライドが多すぎるから。フロントもそうだ」

「タイヤのせいで、多くのクラッシュが起きている。タイヤは何の警告も示さず、気づいた時には、すでに路面に落っこちているんだ」

 ロレンソにとってひとつの希望は、ミシュランが今週のフィリップアイランドに、冬のテストで集めたデータに基づいて、フィリップアイランド用にデザインされた新しいコンパウンドのタイヤを持ち込んでいることだ。

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この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 オーストラリアGP
サーキット フィリップアイランド・グランプリ・サーキット
ドライバー Jorge Lorenzo , Valentino Rossi
チーム Yamaha Factory Racing
記事タイプ 速報ニュース