スーパーフォーミュラ最終戦フリー走行:予選さながらのアタック合戦。石浦がトップタイム

スーパーフォーミュラ最終戦のフリー走行が行なわれ、石浦宏明がトップタイムを記録した。

 スーパーフォーミュラ最終戦JAF鈴鹿グランプリのフリー走行が行われ、P.MU / CERUMO · INGINGの石浦宏明がトップタイムを記録した。

 この日の鈴鹿サーキットは、朝から素晴らしい天気に恵まれた。前日降った雨の影響で、路面は所々ウエットパッチが残っているものの、完全に乾くのは時間の問題。セッション開始早々から、全車がドライタイヤを履いてのコースインとなった。

 セッション序盤、最初に1分40秒を切ってきたのは、ポイントランキングトップで最終戦を迎えた関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。タイムは1分39秒850である。ただ、これを上回ったのが、ランキング6位で最終戦を迎えたストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。1分39秒354だ。これに国本雄資(P.MU / CERUMO · INGING)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)ら、自力チャンピオンの可能性を残した面々が上位につける。

 もうひとり自力チャンピオンの可能性を残すアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)は、インスタレーションラップを終えたのみでピットに戻り、そのまま長くガレージに留まっている。セッション残り40分になろうかというところでようやくコースに戻ったが、速度が乗らずにスロー走行。そのままピットに戻ってしまった。ただ、短い作業の後、すぐにコースに復帰。今度はレーシングスピードに乗っており、1分39秒台を記録するに至った。

 セッション開始から25分が経過した頃、トップタイムを更新したのは国本である。国本は1分39秒を切り、1分38秒972を記録。前戦SUGOで苦労したP.MU / CERUMO · INGINGだが、ここではペースを取り戻している感がある。

 セッション残り15分というところで、小暮卓史(DRAGO CORSE)がアタックラップを行い、1分38秒985とトップの国本に肉薄するタイムを計測する。

 その後一時ピットに戻った各車だが、セッションの残り時間が7分になると、一斉にコースに入っていく。新品タイヤを投入し、予選アタックのシミュレーションを行うようだ。ウォームアップに2周をかけ、左右にマシンを振るウィービングを繰り返し、入念にタイヤを温める各ドライバー。そして、アタックラップに入っていく。

 まずはランキングトップ関口が1分38秒309でトップに躍り出る。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)やナレイン・カーティケヤン(SUNOCO Team LeMans)らが自己ベストを更新するも、関口には及ばない。この関口を超えたのはロッテラーで、1分38秒294。さらに石浦がこれを上回り、1分38秒082を記録した。また小暮もタイムを伸ばしたが2番手まで。あたかも、実際の予選さながらのタイムアタック合戦である。

 ロッテラーは続く周回もアタックを行い、1〜3セクターで自己ベストを並べ、1分38秒189を記録するも3番手止まり。小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)もセクター2で全体ベストを記録する走りを見せたが、5番手に終わった。

 結局トップタイムは、昨年のチャンピオンで現在ランキング5位の石浦。14位の中嶋一貴までが1秒差にひしめく、混戦模様のフリー走行となった。さて、この後行われる予選ではどんな展開が待っているのか? Q1トップタイムのドライバーは日曜日のレース1の、Q3トップタイムのドライバーにはレース2のポールポジションが与えられ、その上それぞれチャンピオンシップポイント1が付与される。タイトルを争うドライバーにとっては、一瞬も気を抜けない、そんな予選になりそうだ。

 予選の開始時刻は、本日14時15分だ。

スーパーフォーミュラ最終戦フリー走行結果

1. 石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)1'38''082
2. 小暮卓史(DRAGO CORSE)1'38''164
3. アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)1'38''189
4. 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)1'38''309
5. 小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)1'38''360
6. 山本尚貴(TEAM 無限)1'38''486
7. 国本雄資(P.MU / CERUMO · INGING)1'38''537
8. ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO Team LeMans)1'38''579
9. ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)1'38''619
10. ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1'38''681
11. 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1'38''738
12. 中山雄一(KCMG)1'38''916
13. ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)1'39''013
14. 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)1'39''024
15. 塚越広大(REAL RACING)1'39''116
16. ジェームス・ロシター(KONDO RACING)1'39''191
17. 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)1'39''466
18. 伊沢拓也(REAL RACING)1'39''517
19. ウイリアム・ブラー(KONDO RACING)1'40''291

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 最終戦JAF鈴鹿グランプリ
サブイベント 土曜日 フリー走行
サーキット 鈴鹿サーキット
ドライバー Hiroaki Ishiura
記事タイプ フリー走行レポート