ロッテラー「スーパーフォーミュラはF1へのルートとして最適」

アンドレ・ロッテラーは、多くの完成レベルのプロドライバーが集まるスーパー・フォーミュラは、F1に向けた正規のルートであるべきだと考えている。

 スーパーフォーミュラは、前身シリーズである全日本F3000及びフォーミュラ・ニッポン時代に、ラルフ・シューマッハーやエディ・アーバイン、ハインツ-ハラルト・フレンツェンら、後のF1ウイナーを数々輩出してきた。しかし、近年はスーパーフォーミュラを足がかりに、F1へ進出するドライバーは少なくなっている。FIAが定めたスーパーライセンス獲得へのポイントでも、GP2やFIA F2、そしてインディカーなどのチャンピオンに40ポイントが与えられるのに対し、スーパーフォーミュラに与えられるポイント数は25と、軽視されている向きがある。この25という数字は、フォーミュラ・ルノー3.5やGP3よりも低い数字だ(※直近3年間で40ポイント以上獲得したドライバーに、スーパーライセンスが与えられることになっている)。

 しかし、スーパーフォーミュラには、今季から新たに参戦を開始するストフェル・バンドーン(昨年のGP2王者)など、非常に高いレベルのドライバーが揃っている。スーパーフォーミュラへの参戦と並行して、WEC(世界耐久選手権)に参戦、2014年にはケータハムからベルギーGPにも出走したアンドレ・ロッテラーもそのひとりである。ロッテラーは「スーパーフォーミュラは、F1への現実的なルートだ」と、Motorsport.comの取材に対して語った。

「ここには、それに足るレベルの素材が揃っていると思う。参戦しているドライバーは、非常にプロフェッショナルな人たちばかりだ。このことは、僕自身を進化させ、スキルを研ぎ澄ますのには最適な”学校”であると思う」

F1は若いドライバーに注目しすぎている

 ロッテラーは、若いドライバーたちにとってのスーパーフォーミュラの魅力は、経験豊富なドライバーたちと対峙することで、自らの能力を測定できることだと指摘している。

「レベルが非常に高いこと、それがプロフェッショナルなドライバーだと、僕は信じているんだ。そして、これほどのジュニアカテゴリーをヨーロッパで見つけることができるとは、僕は思わないね」

「時折、素晴らしい才能のドライバーがF1にデビューする。しかし、彼らはF1デビューの時点でもまだ、ライバルとの競争を十分には経験しておらず、その評価は確立されていない。20年ほど前、F1に参戦する為には自分自身の力を証明する必要があった。だから、多くのドライバーはF1にデビューする頃には、30歳を超えていたんだ」

「しかし、モータースポーツの世界は変わってしまったのだと思う。『幾らお金を持ってるの? OK! それならばシートを与えよう』ってなようにね」

「若い”タレント”たちは、本当に素晴らしい才能を持っていて、ものすごい仕事ができるだろうと信じている。しかし、僕はいろいろなことを学んで、その結果、はるかに高いレベルに到達することができた。つまり、20代前半の僕より、20代後半の僕の方が、優れたレーシングドライバーだったはずだ。でも、若い頃の方がF1へのチャンスは多かった。今より優れたドライバーじゃなかったのにも関わらずね」

Interview by Jamie Klein

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
ドライバー Andre Lotterer
チーム TOM'S
記事タイプ 速報ニュース