SF日曜フリー走行:急速に乾く路面で一貴トップ。大祐大クラッシュ!

スーパーフォーミュラ第3戦富士の日曜フリー走行が行われ、中嶋一貴がトップタイムを記録。中嶋大祐が大クラッシュを喫した。

 8時45分から行われた日曜フリー走行。昨日に比べて空は明るいものの、曇り空なのは変わらず。路面もウエット宣言が出された状態でセッションがスタートした。なお、ターン3イン側にはオイル処理の痕が残っている。

 セッション開始直後、多くのマシンがドライタイヤを履いてコースインしていく中、ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だけがウエットタイヤを履いて周回を重ねる。そのほかのマシンは1周ごとにピットインを繰り返し、タイヤを交換し、コースへ戻るということを続けている。

 バンドーンは2周にわたってタイムを計測し、1分41秒606と昨日の予選から0.8秒落ちのタイムを計測する。その後ピットインしたバンドーンは、再びウエットタイヤを装着。ひとり、他とは異なるプログラムを進行させている。

 ドライタイヤを変えたうち、バンドーンのチームメイトである野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、1分43秒台を記録。そしてその直後、KCMGの中山雄一が1分40秒118で、バンドーンのタイムを塗り替える。野尻もペースを上げてバンドーンを上回った。

 大幅にペースを上げてきたのは、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)である。ロッテラーは1分37秒290を記録して全体のベストタイムを更新。履いているのはウエットタイヤだ。同じくウエットタイヤを履くバンドーンも1分38秒412を記録して2番手に浮上。

 ただ、ここからは徐々にドライタイヤを履いたマシンの方が、ペースが上がってくる。中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分35秒台に入れると、すぐにこれを1分33秒台まで更新。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)も1分33秒フラットまでペースを上げる。さらには石浦宏明(P.MU / CERUMO・INGING )が1分32秒533まで上昇。刻一刻と、路面は改善していく。ここから判断するに、ウエットからドライにタイヤを交換するラップタイム(チェンジオーバー)は、1分35秒〜37秒程度であろうか? チームによっては、もっと早い段階でドライを投入してくるかもしれない。

 石浦がトップタイムを計測した直後、残り時間5分というところで、チームメイトの国本雄資(P.MU / CERUMO・INGING)がプリウスコーナーでスピン。マシンを止めてしまう。これでセッションは赤旗となる。幸い国本のマシンは自力で動き出すことができたため、すぐに赤旗は解除。残り約2分半という時点から、セッションが再開される。

 ここで中嶋一貴が1分31秒474を記録。これが、日曜フリー走行のベストタイムとなった。当然、履いたタイヤはドライである。

 なお、各車がチェッカーフラッグを受ける中、セッション最終ラップを走っていた中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)が300Rで大クラッシュ。マシンは大破し、リヤエンドから激しい白煙を吹き上げた。幸いドライバーは自力で脱出したが、マシンのダメージは見るからに深刻に見え、決勝レースまでに修復が完了するのか、心配されるところだ。なお、ガードレールにも大きな損傷を及ぼしている。

 

中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)
中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)

Photo by: Takahiro Masuda

 セッションが終了した段階では、明るいもののやはり雲は厚く、そして低い。今後の天候がどう変化していくか、その判断が非常に難しいところだ。

■スーパーフォーミュラ第3戦:日曜フリー走行結果
1. 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)1'31''474
2. 石浦宏明(P.MU / CERUMO・INGING)1'32''537
3. ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)1'33''000
4. 中山雄一(KCMG)1'33''105
5. 国本雄資(P.MU / CERUMO・INGING)1'33''870
6. ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1'34''637
7. 山本尚貴(TEAM 無限)1'35''189
8. 小暮卓史(DRAGO CORSE)1'35''309
9. 塚越広大(REAL RACING)1'35''567
10. 小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)1'35''767
11. ジェームス・ロシター(KONDO RACING)1'35''959
12. 伊沢拓也(REAL RACING)1'36''589
13. アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)1'36''711
14. ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO Team LeMans)1'36''877
15. 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)1'38''098
16. ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)1'38''108
17. 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)1'38''331
18. ウイリアム・ブラー(KONDO RACING)1'39''716
19. 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1'40''944

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 第3戦富士スピードウェイ
サブイベント 土曜予選
サーキット 富士スピードウェイ
ドライバー Daisuke Nakajima , Kazuki Nakajima
記事タイプ フリー走行レポート