スーパーフォーミュラ第6戦SUGO決勝:”強い”という言葉では言い表せない、関口圧巻の68周

スーパーフォーミュラ第6戦SUGOの決勝レースが行われ、関口雄飛が圧倒的な速さで勝利をもぎ取って見せた

 スーパーフォーミュラ第6戦SUGOの決勝レースが行われ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が圧巻の優勝を果たした。

 3番グリッドの中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)がやはりという感じの抜群のスタートを決め、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を交わして、関口に迫る。関口は進路を1コーナーイン側に取り、なんとか首位のポジションを死守。中嶋、野尻、中嶋大祐と続いていく。後方では小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)はピットウォールすれすれのところを上がっていき、4ポジションアップさせている。

 序盤から5番手争いが熱い! ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)を、ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が執拗に攻撃。3周目の1コーナーをサイド・バイ・サイドで並んで入っていく。しかし順位は変わらず。

 5周目、7番手と今季最高グリッドからのスタートとなった中山雄一(KCMG)がS字でスピン。コースサイドのマシンを止めてしまう。

 その周の最終コーナーで、中嶋一貴が突然スローダウン。複数台のマシンに抜かれてしまう。その後、なんとかスピードを戻すも、6番手までポジションを落としてしまうこととなった。

 7周目終了時点で、7番手を走行していたアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)がピットイン。タイヤを交換せず、給油のみでコースに復帰していった。超ロングの第2スティントを取る構えだ。9周終了時点でナレイン・カーティケヤン(SUNOCO Team LeMans)がピットに入り、こちらも給油のみを行った。10周終了でジェームス・ロシター(KONDO RACING)、11周終了時にオリベイラもピットに入る。オリベイラは、なんとかロッテラーの前でコースに復帰した。

 その間に先頭の関口は飛ばしに飛ばし、13周を走り終えた時点で2番手の野尻に対して12秒弱のリードを築く。圧倒的なペースである。

 3番手を走っていた中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)も14周終了時点でピットイン。オリベイラの前でコースに復帰することに成功。16周を走り終えた時点でピットインしたバンドーンは、ピットストップ時間が大幅にかかり、中嶋大祐、オリベイラ、ロッテラーに先行されてしまう。

 18周目、中嶋大祐を追っていたオリベイラは、SPコーナーでスピン。グラベルにマシンを止めてしまう。これでセーフティカーが出動。関口はピットに入ることができず、それ以外のマシンは全車ピットインする。関口は15秒弱あったリードが一瞬にしてなくなり、しかもすでにピットインをこなしたマシンに直後に迫られてしまうことになる。

 23周目からレース再開。関口が絶好のスタートを決め、再び逃げの体制に入っていく。その1コーナーで小林可夢偉が前を抜こうとブレーキを遅らせるが、止まりきれずオーバーラン。グラベルに飛び出し、11番手まで順位を落としてしまう。

 関口は再び30秒違いリードを築き直さなければならない。そのため、1周につき1秒近い速さで、2番手を走る中嶋大祐を引き離していく。

 36周目、中嶋一貴がロッテラーを抜いて4番手に浮上。ロッテラーはSPコーナーでミスがあったようで、この間に中嶋が先行したのだ。ただこの集団は、ペースの上がらない野尻の後方に抑えられてしまっている。

 40周を終えた時点で、関口は2番手の中嶋大祐に対し、18秒以上のリードを築いている。

 41周目、小林可夢偉のペースが上がらず、塚越広大(REAL RACING)とナレイン・カーティケヤン(SUNOCO Team LeMans)に抜かれてしまい、13番手まで落としている。どうもタイヤに問題があったようで、ピットに戻って交換。17番手になってしまった。

 関口は50周を走り終えた時点で、2番手の中嶋大祐との差が30秒超えに。3番手の野尻に至っては、40秒以上の差である。なお関口は51周目にランキング2位の石浦を、52周目にランキング首位の国本を周回遅れにする。

 55周を走り終えたところで、関口がようやくピットイン。中嶋大祐との差は34秒である。関口は給油を行い、中嶋大祐の5秒前で悠々をコースに復帰。実に見事なリカバリーである。

 コースに戻った関口は、再び飛ばして行き、中嶋大祐との差を築いていく。

 結局関口はそのまま68周を走りきり、トップチェッカー。最終的に2位の中嶋大祐につけた差は14.278秒であった。3位には野尻智紀が入った。

 それにしてもレース序盤に築いたリードをセーフティカーで失い、そこから再び圧倒的な速さでリードを築き直し、そして勝つ。ものすごいレースを見せつけた。

■スーパーフォーミュラ第6戦SUGO 決勝結果

1. 20 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
2. 64 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)
3. 40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
4. 37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)
5. 36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)
6. 41 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
7. 34 小暮卓史(DRAGO CORSE)
8. 3 ジェームス・ロシター(KONDO RACING)
9. 65 ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)
10. 4 ウイリアム・ブラー(KONDO RACING)
11. 10 塚越広大(REAL RACING)
12. 7 ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO Team LeMans)
13. 11 伊沢拓也(REAL RACING)
14. 16 山本尚貴(TEAM 無限)
15. 2 国本雄資(P.MU / CERUMO · INGING)
16. 1 石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)
17. 8 小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)
-. 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
-. 18 中山雄一(KCMG)

Be part of something big

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 第6戦スポーツランドSUGO
サブイベント 日曜日 決勝レース
サーキット スポーツランドSUGO
ドライバー Yuhi Sekiguchi
チーム Impul
記事タイプ レースレポート