スーパーフォーミュラ開幕直前。新シーズンの見どころを解説!

2016年スーパーフォーミュラ開幕直前! 変更されるタイヤとブレーキ、そして”大物”新人とそれを迎え撃つ才能たち……新シーズンの勢力図はどう変わるのか!?

 ダラーラ製シャシーに直噴直列4気筒ターボ過給エンジンを搭載したSF14も、今年で3シーズン目を迎えるが、今シーズンの流れには大きな動きがありそうだ。というのも、昨年まで長く続いていたブリヂストンタイヤに替わって、今年からヨコハマタイヤがコントロールタイヤとなるからだ。

 各チームともシーズンオフ、ヨコハマタイヤを使ってテスト走行を重ねてきたが、ヨコハマタイヤ自体開発途上にあってテストのたびに特性が変化し、セッティングを突き詰めることができないとこぼす。ただでさえSF14はセッティングのスウィートスポットが狭く、わずかなズレがおおきな差となって現れる敏感なマシンであり、チームの困惑は深まるばかり。

 さらにシーズン開幕直前になって共通部品であるブレーキの磨材がメーカーの都合で変更になり、ストッピングパワーが大幅に低下したことで混乱が深まった。緊急対策として開幕戦では各チーム昨年仕様の在庫品を使用することが許されそうだが、開幕直前テストではウェットコンディションになったこともあり、タイヤを十分発動させてセッティングを進めることができず、各チーム、各ドライバーは不安を抱えたまま開幕を迎えることになる。

 一方、ドライバーの顔ぶれとしては、負傷したフェルナンド・アロンソの代役として突然F1デビューを果たしたストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がホンダ勢のひとりとして参戦することに注目が集まっている。テストでも初めてのマシン初めてのコースでありながら好タイムを記録しており、今シーズンに大きな波紋を投じることになりそうだ。

 またスーパーフォーミュラ参戦2年目を迎える小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)は、SFに慣れたうえタイヤに関するノウハウがリセットされるため、昨年のような手探り状態を脱し、「今年は最初から勝ちにいく」と意欲を見せているのも楽しみだ。

 こうした勢力を、昨年チャンピオンとなり自信を深めた石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)がどう受けとめるか、開幕前テストで周囲から「飛び抜けて速い」と囁かれている山本尚貴(TEAM 無限)が念願のチャンピオンに向けてどんな闘いぶりを見せるか。混乱必至のシリーズはまずこの4人が軸となって開幕する。

記事:大串信

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シリーズ スーパーフォーミュラ
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