脇阪寿一「チームの成長は確実に感じられた」:SUNOCO TEAM LEMANS スーパーフォーミュラ第7戦レースレポート

【SUNOCO TEAM LEMANS】2016年 SUPER FORMULA シリーズ 第7戦(鈴鹿サーキット)レースレポート

予選(10月29日)

天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:22度/路温:27度(Q1開始時)/湿度:41%(15時)
予選開始:14時20分(5分遅れ)

 4月に鈴鹿サーキットで開幕した全日本スーパーフォーミュラ選手権が、長いシーズンの最後に再び鈴鹿へと帰ってきた。 最終戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」は、例年よりやや早めの10月末の開催、今年も決勝2レース制での戦いとなる。 2016年のSUNOCO TEAM LEMANSの戦績はここまで表彰台獲得が1回と、正直なところ、満足できるものではないが、 前戦ではカーティケヤン、小林可夢偉ともにレース中のベストラップでトップ3に入るなど、上昇が感じられる内容を示した。 この鈴鹿でも好内容の戦いをしつつ素晴らしい成績も収め、いい流れをつくってシーズンオフに入りたいところである。 まずは3段階ノックアウト方式予選。今回はQ1の順位がレース1の、Q3まで経た総合順位がレース2の、各予選結果となる。

#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
ナレイン・カーティケヤン選手
予選結果:
レース1=16位(Q1:1分38秒916)
レース2=16位(Q1:1分38秒916)

 予選前日の金曜練習走行はウエットコンディションだったが、土曜は晴れ。予選はドライコンディションでの戦いになった。 カーティケヤンはQ1のアタックのセクター2がうまくいかず、再アタックは他車のアクシデントにも遮られるなどして16位。 Q2進出ラインには0.155秒の僅差ながら届いておらず、レース1、レース2ともに予選16位という結果に甘んじることに。

#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
小林可夢偉選手

予選結果:
レース1=10位(Q1:1分38秒484)
レース2=14位(Q2:ノータイム)

 小林はQ1の最終局面におけるタイムアップ応酬の状況下、1分38秒484をマークしたが、これは他車の影響を受けたタイム。 「1分37秒9くらいは出せたはず」とは脇阪ヘッドコーチの分析だ。再アタックに出たところで小林はコースオフ〜ストップ、 レース1は予選10位という結果になった。そしてQ2進出は果たすも出走ができず、レース2の方は予選14位という扱いに。

決勝(10月30日)
天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:22度/路温:28度(14時30分)/湿度:30%(15時)
フォーメーション開始:9時45分(レース1)
フォーメーション開始:14時45分(レース2)
決勝レース周回数:19周(レース1)/35周(レース2)

#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
ナレイン・カーティケヤン選手

決勝レース1結果:15位(所要時間:32分42秒110、ベストラップ:1分41秒608)

 レース1は約110kmのスプリント戦、スタートしたら原則として「行ったきり」の戦いである。カーティケヤンは16番グリッド発進から1周目15番手。その後、一時は17番手まで下がるが、上位の混乱等により最終的に15位となった。

決勝レース2 結果:14位(所要時間:69分39秒733、ベストラップ:1分39秒712)

 35周、約200kmのレース2にはタイヤ交換義務がある。カーティケヤンは約16秒の給油も併せて行なう作戦を採った。 長めのストップ時間と引きかえにレース前半は重量的に軽いメリットが活かせる戦略で、16番グリッドからの浮上を狙う。この戦略はうまく機能したといえ、レース後半、皆がタイヤ交換義務を終えた段階ではカーティケヤンは10番手を走行。しかし、前を走る16号車のスピンを避けたのち、集団内での混乱に巻き込まれて後退、2度目のピットインをする展開に。残念ながら14位という最終結果にはなったが、最終周にレース中の全体ファステストラップを刻み、速さを印象づけた。

#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
小林可夢偉選手

決勝レース1結果:9位(所要時間:32分35秒348、ベストラップ:1分42秒084)

 10番グリッドからスタートした小林は、1周目を11番手で終える。その後も11番手での走行が続く展開となり、最終的には上位のアクシデントやペナルティによって9位という結果に。ポイント獲得にあと一歩届かなかった。

決勝レース2 結果:7位(所要時間:68分46秒523、ベストラップ:1分42秒021)

 14番グリッド発進となるレース2に、小林は2周目という早い段階でタイヤ交換義務を消化する作戦で臨んだ。レース後半、全車のタイヤ交換義務が終了した時点で、小林の順位はカーティケヤンの後ろ、11番手というかたちに。その後、16号車のスピンオフでこのレース2度目となるセーフティカー導入があるなど、中団以降には混乱も相次いだが、 小林は着実にレースを走りきり、今季初入賞となる7位でゴール。2レース制のため、通常の半分の1ポイントを獲得した。

ナレイン・カーティケヤン選手のコメント
「マシンにはスピードがありましたし、レース2はスタートも良かったですね。ピットインした後は16号車と戦っていました。 彼のスピンを避けた際に少し遅れを喫し、その後で混乱に巻き込まれて大きく遅れてしまった格好です。残念なレースでした。 今季という意味でも、ファンのみなさんの期待に応えることができない結果になってしまい、とても残念なシーズンでした」

小林可夢偉選手のコメント
「レース2は2周目にピットインする作戦だったので(燃費やタイヤの面で)無理し過ぎないようにも意識しつつ走りました。 最後に今季初入賞は実現できましたが、正直、今回もマシンの速さ的に満足いくところまで達することはできませんでしたね。 自分にとって悔いの残るシーズンでしたし、ファンのみなさんにも申し訳ない思いです。今年も応援ありがとうございました」

山田健二監督のコメント
「レース2では小林が今季初入賞、カーティケヤンは最後に単独で走ったこともありファステストラップを記録できました。 今季はヨコハマタイヤ新規導入年で、開幕前のテストの手応えには良いものがあったのですが、実際にシーズンに入ると まだまだタイヤへの理解を進めなければならない点があり、不運も重なったりして、かみ合わない展開が続いてしまいました。 特に2年目の小林にはタイトルの期待もみなさんにはあったと思いますので、この結果は監督として申し訳なく感じています。 気持ちを切りかえ、来季は強いチームになって王座を狙えるようにしたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします」

脇阪寿一ヘッドコーチのコメント
「予選では小林が他車の影響を受けて本来の力を発揮できなくなるなど、かみ合わない面がありました。苦しいレースでしたね。 とはいえ、どんな状況であってもレースをまとめあげる、というあたりが今のチームの課題である、そう思ってもいます。 ただ、前戦SUGO、そして今回の鈴鹿とチームのお手伝いをさせていただいたなかで、チームの成長は確実に感じられますし、 みんなの気持ちも前を向いてきているところですので、この流れで来シーズンに向かっていくことができればいいと思います」

【SUNOCO TEAM LEMANS】

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この記事について
シリーズ スーパーフォーミュラ
イベント名 最終戦JAF鈴鹿グランプリ
サーキット 鈴鹿サーキット
ドライバー Kamui Kobayashi , Narain Karthikeyan
記事タイプ 速報ニュース