ホンダNSXコンセプト-GTプロジェクトリーダー松本雅彦氏に聞く

鈴鹿1000kmの予選で今季初ポールポジションを獲得したホンダNSX-GT。開発のプロジェクトリーダーであるホンダ松本雅彦氏に話を聞いた。

 今年まだ優勝のないホンダNSX コンセプト-GT。第6戦(実質的にはオートポリス戦が流れて5戦目)で#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTが今年初のポールポジションを獲得して(Drago Modulo Honda Racing)、初優勝へ希望を繋いだ。NSXコンセプト-GTの開発を担当するホンダの松本雅彦プロジェクトリーダーに、鈴鹿1000kmのスタート前に話を聞いた。

「今年はまだ優勝できていませんが、SUGOから投入した2基目のエンジンが期待通りの性能を発揮し始めてきて、ここでポールポジションが取れました。今年はハイブリッドシステムを下ろしたせいで低速トルクが不足していましたが、2基目のエンジンは燃焼系の制御を変更するなどして出力特性を変え、低速トルク不足を補うことができました。合同テストでは40Kgの重りを積んでいても満足なスピードを確認出来ましたので、8kgの#15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTは、鈴鹿ではポールポジション獲得の可能性を感じていました」

「車体のセッティングも変えています。ハイブリッドを搭載していると車重が重いので硬めのセッティングをしていましたが、下ろしてからは柔らかい方向に持っていきました。結果的にリヤが安定し、跳ねを押さえられたので良かったと思います。サスペンションンジオメトリーもアンチダイブを減らす方向にしたおかげで安定しました」

 NSXが今年ハイブリッドを下ろしたのは、重量削減のためという要素も大きい。ハイブリッドのモーター、バッテリーに加えレギュレーションで付加されるウエイトがこれまでNSXの足を引っ張っていたといえる。レクサスRC FとニッサンGT-Rの最低車重1020kgに対し、ハイブリッド搭載時のNSXの最低重量は1077kg。両者の差57kgのうち28kgがハイブリッドに、残り29kgはミッドシップに課せられるウエイトハンディである。つまり、ハイブリッドを下ろすことで28kgの重量が削減されることになったのだ。それでもRC FやGT-Rに比べて重いが、そこを2基目のエンジンで補うことが出来たということなのである。

 スピードを取り戻したホンダNSX コンセプト-GT。ホームコースの鈴鹿サーキットで初勝利を得られるか?

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 鈴鹿
サーキット 鈴鹿サーキット
記事タイプ 速報ニュース