GT300クラスもGT-R。逆転勝利で富士を制す:スーパーGT決勝詳報(GT300)

スーパーGT第2戦富士500kmレースのGT300クラスは、#3 B-MAX NDDP GT-Rが逆転優勝。戦略を活かした#25 VivaC 86 MCが3位

 ポールポジションの#55 ARTA BMW M6 GT3には小林崇志が乗り込み、順当なスタートを決める一方、フロントロウに並んだ#25 VivaC 86 MCをドライブする松井 孝允のペースがまったく伸びず、1周目には4番手、5周目には11番手と、順位をずるずると落として行ってしまう。どうも、タイヤカスを拾ってしまったようで、その影響でペースが鈍ってしまったのだ。

 初めてスタートドライバーを務める中山雄一が乗る#31 TOYOTA PRIUS apr GTは2番手へ。一時#7 Studie BMW M6にポジションを奪われたものの、すぐさま抜き返し、2番手のポジションを堅持していく。

 レース序盤の見どころは、5番手争いだった。#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS、#61 SUBARU BRZ R&D SPORT、そして#88 マネパ ランボルギーニ GT3マシン3台による、抜きつ抜かれるの大バトル。コーナリングはJAF-GTの#61 SUBARU BRZ R&D SPORTが速いが、直線はGT3の方が圧倒的。中でも、#88 マネパ ランボルギーニ GT3の直線の伸びは素晴らしく、一気に2台を抜いて5番手の座を確固たるものとした。

 9周目、4番手を走っていた#3 B-MAX NDDP GTが#7 Studie BMW M6をオーバーテイクして3位に浮上。この頃からか、#7 Studie BMW M6にはパワステのトラブルが発生していたようで、14周目に緊急ピットインし、ガレージに頭から入ってしまう。その後、なんとか修復したものの、勝負権はすでに失ってしまった。

 20周目、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTが大きくペースを落とし、結果順位を15番手まで落としてしまう。そして、直後の22周目、コカコーラ・コーナーの立ち上がりでクラッシュ。マシンを大破させてしまう。この事故は、目前でスピンした#2 シンティアム・アップル・ロータスを避けようとしたもので、ドライブしていた蒲生尚弥としてみてば、不運だったと言うことができよう。

 上位陣で最初のピットしたのは、先頭を行く#55 ARTA BMW M6 GT3。しかし、ピットストップに時間がかかってしまう。

 この翌周、反応するように#31 TOYOTA PRIUS apr GTもピットイン。こちらの作業はスムーズで、マシンを#55 ARTA BMW M6 GT3の前に送り出す。ただ、コースに出た直後の1コーナーで嵯峨宏紀がオーバーラン。その後もダンロップコーナーで白煙を上げるなど、明らかに何かがおかしい。#31 TOYOTA PRIUS apr GTはこの周に再びピットに戻り、大きくポジションを下げてしまう格好となる。

 最初のスティントを伸ばした#3 B-MAX NDDP GT-Rがピットに入ったのは33周目終了時点。このピットストップは実にスムーズで、フロントタイヤのみを交換してコースへ復帰。#55 ARTA BMW M6 GT3の前に立ち、実質的なトップに浮上する。

 #3 B-MAX NDDP GT-Rはコースに復帰後、ペースがなかなか上がらない。その結果、#55 ARTA BMW M6 GT3に背後まで迫られてしまうが、なんとかこれをキープして走行を続けていく。

 GT300クラスで最後にピットインしたのは、#25 VivaC 86 MC。44周目のことであった。ここまで引っ張り、作業もしっかりとこなす。

 52周目。#4 グッドスマイル 初音ミク AMGがスローダウン。左フロントタイヤをパンクさせているようだ。

 先頭が66周目を走行している際、GT500クラスの#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTがクラッシュしたことでセーフティカーが出動。セーフティカーランが解除されると、各車が再度のスティントに向かう。

 ここで大きな順位変動があった。他とはピット戦略を大きく違えた#25 VivaC 86 MCが、最後のピットストップはタイヤ無交換。これで#3 B-MAX NDDP GT-Rの後方、全体の2番手に浮上する。スタート直後に大きく順位を下げたことで心配されたが、セーフティカーの恩恵も受け、再び表彰台圏内に戻ってきた。ただ、87周目には真後ろに#55 ARTA BMW M6 GT3が追いつき、なんとか抵抗を続けるも89周目に力尽き、2位の座を明け渡してしまう。

 結局このままフィニッシュを迎え、#3 B-MAX NDDP GT-Rがトップでチェッカー。2位には#55 ARTA BMW M6 GT3が入り、3位には#25 VivaC 86 MCが入った。

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 富士
サブイベント 水曜日 決勝レース
サーキット 富士スピードウェイ
ドライバー Jann Mardenborough , Kazuki Hoshino
記事タイプ レースレポート