スーパーGT第5戦富士予選:富士への適正を見せるM6 GT3。しかし別れた”明暗”

スーパーGT第5戦富士の予選でポールポジションを獲得した55号車。しかしもう1台のM6である7号車は20番手に終わり、明暗が分かれた。

 スーパーGT第5戦富士予選、GT300クラスのポールポジションを獲得したのは、#55 ARTA BMW M6 GT3だった。55号車は5月の富士でのポールポジション、決勝でも2位に入り、さらに今回の富士でもここまで全セッショントップと、富士を大得意としている。

 ただ、彼らには弱点もある。それは燃費だ。予選終了後、高木真一は言う。

「第2戦の時は、燃費が悪いということもあり、ピットインの際に他車に抜かれてしまいました。ただ、今回はレース距離が短いため、ピットインも1回で済むし、ガソリンも満タンにしなければならないということではないです。なので、15秒くらいのマージンがあれば、先行逃げ切りで勝つことができると思っています」

 後続に対して”15秒のマージン”を築き上げる。これが、彼らのミッションということになりそうだ。

 一方、タイヤに関しては大きな自信を持っているという。高木は続ける。

「ブリヂストンタイヤを武器にして、一緒に優勝を目指したいと思います」

 チームメイトの小林崇志も、ブリヂストンタイヤに全幅の信頼を寄せる。

「第2戦の結果を受けて、ブリヂストンの方々と話をして、開発を進めてもらいました。その結果、良いタイヤを供給していただいたので、ポールポジションを獲得できたと思います。朝からクルマは速かったですし、ここで勝たなければどこで勝つんだという気持ちで富士に来たので、ポールポジションはとても嬉しいです。絶対に勝ちたいですね」

 55号車と同じBMW M6 GT3の#7 Studie BMW M6は、予選20番手に終わった。荒聖治は言う。

「すごい接近戦でしょ? そんな中で走れなかったのは、かなりキツい」

 確かに荒の言う通り、GT300クラスは特に接近した争いだった。7号車のQ2タイムは1分39秒050。Q1突破勢で最も遅かったのは#63 DIRECTION 108 HURACAN(1分38秒820)だったが、その差は僅か0.2秒ほどだった。

 そして、7号車は予選前の公式練習で駆動系のトラブルが発生し、ほとんど走ることができなかったのだ。荒は言う。

「今日の路面コンディションとか、気温とか、セッティングをアジャストできれば得意とする部分を出せるわけです。そういう部分で丸々1時間半走れなかったのはキツかった」

「決勝に強いクルマ作りに切り替え、そのセッティングをフリー走行で確認して、良いペースでレースディスタンスを走りきれればと思います」

 前戦富士でも、「M6でのスーパーGT初優勝はウチが達成したい」と語っていた荒。

「今回、勝たれちゃいそうでイヤなんですけどね……。なんとかそれを阻止しないと!」

 決勝に向けては、そう意気込みを語った。

 富士への高い適正を見せるBMW M6 GT3。予選では2台のM6の明暗が分かれたが、決勝はどうか? 決勝は14時35分から、66周で争われる。

Additional Reporting by 梅原康之

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 富士Ⅱ
サブイベント 土曜日 予選
サーキット 富士スピードウェイ
記事タイプ 速報ニュース