スーパーGT開催にシンガポールが興味。F1と同コースで開催の可能性も?

スーパーGT第5戦開催中の富士スピードウェイで行われた、GTA定例記者会見。GTAの坂東正明会長が「海外からレース開催の打診がある」と明かした。

 来季の開催カレンダーはすでに発表されており、4月8日に例年通り岡山国際サーキットで開幕する2017年シーズンは、11月12日にツインリンクもてぎで最終戦を迎える。基本的には今年とほぼ同様だ。

 このスケジュールを決めるにあたって重要だったのは、チャン・インターナショナル・サーキットで行われるタイ戦の日程だ。昨年までは6月に開催されてきたタイラウンドだが、今年からはその時期が10月に移動されている。

 これについて坂東会長は「タイでのレースは、車両の運搬に前後1カ月ずつかかるため、他のレースに影響を及ぼす。また、6月にはル・マンとニュルブルクリンクの24時間レースがあるので、それを考慮した」と説明する。

「さらに、10月には日本国内におけるF1のレースだったり、WECのレースがあったりするのを考慮すると、我々が10月にタイでレースを行うのがベストだという結論に達した」

 また国内でのレースについては、2016年とほぼ同日程で設定されているが、「日程を定着させた方がいいのか、多少変更した方がいいのか、検討の余地はある」と坂東会長は語る。

 現在、海外で開催されるのは、前述のタイの1レースのみであるが、その他にも複数の開催打診が届いているという。坂東会長は説明する。

「タイのパタヤにできるサーキットからも話が来ている。ここは現在はまだ更地ですが、将来に向けた可能性を考えています。また、(以前開催していた)セパンからも話は来ています。サーキットはしっかりと出来ているわけですが、このあり方については考えなければならず、少し時間がかかるかなと思います」

「それからもうひとつ、シンガポールでの開催という話があります。ジョホールバルのサーキットの話もありますが、公道で行うという話もある。F1と同じか、それとも別の場所になるのかは、まだ分かりません。まだ話の段階なんで、観光省やシンガポール政府と話をしてみないと、分からない部分が多いです」

「話し合いは進めていますが、きっちりとしたものができたら、お伝えします」

GT300クラスに新規参戦チームの噂。予備予選導入も?

 また、来季に向けては、GT300クラスに新規参入を求めるチームが複数あるという。ただそうなった場合、現在の最多出走可能台数(SUGOが43台、それ以外のサーキットは45台)を超えてしまう可能性があり、その対応が求められることになる。

「実際に数が出てみないと、どういう対応をする必要があるのかどうか分からない。12月くらいまでには来季の参戦意志を出していただき、判断したいと思います。ただ、そこから準備を始めたのでは間に合わないので、鈴鹿1000kmの時までには、各チームに打診したいと思っています」

 事の公平・公正さを図るためには、予備予選方式が適当との考えを、坂東会長は示唆した。

「新チームが入ってきた場合、公正さを図る意味でも予備予選が適当なのかなと考えている。やるとなったら、木曜日あたりの時間を取って行う方向で検討しています」

 ただ、エントラントの理解が得られるのか、それが一番重要な問題だ。坂東会長は言う。

「エントラントに対してどう説明するのかという点は、非常に重要です。例えば10年以上出ているのに、ポイントを獲っていないから参戦できないと言えるのか……全チームが我々の仲間なんで、それをバッサリ切るというのは、非常に難しいところです。それならば、参戦権利として新規参入を求めるチームに買っていただく、ということもできるかもしれない。そうすれば、今までやってきていただいたチームにも何かができるのかなと思う」

■2017年スーパーGT開催カレンダー(暫定)

第1戦:4月8〜9日:岡山国際サーキット
第2戦:5月3〜4日:富士スピードウェイ
第3戦:5月20〜21日:オートポリス
第4戦:7月22〜23日:スポーツランドSUGO
第5戦:8月5〜6日:富士スピードウェイ
第6戦:8月26〜27:鈴鹿サーキット
第7戦:10月7〜8日:チャン・インターナショナル・サーキット
第8戦:11月11〜12日:ツインリンクもてぎ

※上記日程は、国内の世界選手権レースの開催予定を前提に調整。今後、世界選手権イベントの開催予定が変更された場合は、変更の可能性がある。 

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この記事について
シリーズ スーパーGT
記事タイプ 速報ニュース