スーパーGT開幕戦岡山予選レポート:平川&土屋が圧巻のPPラップ

スーパーGT開幕戦の予選が行われ、GT500クラスは#37 KeePer TOM'S RC Fが平川亮の、GT300クラスは#25 VivaC 86 MCは土屋武士の驚異的なアタックで、それぞれポールポジションを獲得した。

GT300クラスQ1:苦戦するGT-R勢

 14時50分からスタートした予選。まずはGT300クラスのQ1である。今季から多くの新型GT3マシンが投入されたGT300クラスということもあり、その光景は実に新鮮だ。なお、午前中のフリー走行にも出走できなかった#26 AUDI R8 LMSは、トラブルの修復が間に合わず、この予選への出走もキャンセルしている。また#9 GULF NAC PORSCHE 911も、サーキットサファリの際に出火してしまい、予選への出走を見合わせた。

 まず好タイムを記録したのが中山雄一がドライブする#31 TOYOTA PRIUS apr GT。佐々木孝太ドライブの#30 TOYOTA PRIUS apr GTもそれに僅差で続く。このタイムを塗り替えたのが#55 ARTA BMW M6 GT3の小林崇志で、1分26秒705。さらに#51 JMS LMcorsa 488 GT3が1分26秒615を記録して、トップタイムを塗り替える。残り5分を切ったところで、アタックラップを成功させたのは、山内英輝の#61 SUBARU BRZ R&D SPORT。1分26秒560で首位に浮上。タイムはこれで十分と、3分を残して早々とピットに戻っている。

 昨年王者のGT-R勢は苦戦。ヤン・マーデンボローがドライブする#3 B-MAX NDDP GT-Rはなんとか10番手につけるが、前年チャンピオンのアンドレ・クートが乗る#0 GAINER TANAX GT-Rは17番手に沈み、Q1敗退となってしまった。

 結局、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTがトップタイムでQ1を突破。#51 JMS LMcorsa 488 GT3が2番手につけた。#55 ARTA BMW M6 GT3が3番手で新型プリウスの2台が4番手と5番手という結果になっている。

GT500クラスQ1:大苦戦のNSX勢。全車Q1敗退

 GT500クラスの予選Q1は、残り7分半というところで各車が一斉にガレージを飛び出していく。最初にタイムを出したのは松田次生の#1 MOTUL AUTECH GT-Rで、1分19秒055。その直後、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rの千代勝正が1分18秒885というとんでもない記録でレコードを更新すると共にトップタイムへ。ヘイキ・コバライネンの#39 DENSO KOBELCO SARD RC Fが3位に浮上してくる。その後方にはレクサスRC Fがズラリと並ぶ展開。ハイブリッドシステムの搭載をやめたHonda NSX CONCEPT-GTは苦戦し、下位に並ぶ。

 千代のタイムは結局最後まで更新されず、トップでQ2に進出。以下#1 MOTUL AUTECH GT-R、#39 DENSO KOBELCO SARD RC F、#38 ZENT CERUMO RC F、#6 WAKO'S 4CR RC Fと続く。#36 au TOM'S RC Fと#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R、そしてNSX全車がQ1敗退。NSX勢にとっては、なんとも厳しい開幕となってしまった。

GT300クラスQ2:ベテラン土屋、意地のPPラップ

 続いて行われたGT300のQ2。#65 LEON CVSTOS AMG-GTが1分25秒624とレコードを1秒更新するタイムを記録し、#25 VivaC 86 MCが僅差で2番手、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTが3番手。#7 Studie BMW M6も1分25秒台を記録する。

 残り2分というところで観客を魅了したのが、#25 VivaC 86 MCの土屋武士だ。ポールポジションは#65 LEON CVSTOS AMG-GTと思われたところ、渾身のアタックで大逆転。1分25秒586でトップに立ち、見事ポールポジションを獲得して見せた。

GT500クラスQ2:平川圧巻の周回。2年連続の開幕戦PP

 そして本日のメインイベント、GT500の予選Q2である。タイミングを見極め、各車なかなかコースインしない中、最初にピットアウトしたのは#19 WedsSport ADVAN RC F。Q2残り9分を切ってからのことだった。残り8分を切ると、残りの各車が続々とコースイン。最後にピットを離れたのは、#38 ZENT CERUMO RC Fだ。

 まずは大島和也の#6 WAKO'S 4CR RC Fが1分18秒571を叩き出す。大島はそれでも鞭を緩めず、翌週1分18秒268に更新。ロニー・クインタレッリの#1 MOTUL AUTECH GT-Rと、本山哲の#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rは、大島に僅かに及ばない。

 そして、#37 KeePer TOM'S RC Fをドライブする平川亮がとんでもないラップを披露し、1分18秒126を計測して首位浮上。これで勝負あり。#37 KeePer TOM'S RC Fは昨年の岡山の予選も制しており、これで2年連続の開幕戦PPとなった。2位には#6 WAKO'S 4CR RC F、3位には昨年王者で今季3連覇を狙う#1 MOTUL AUTECH GT-Rが入った。

 Q2出走の全車が1分18秒台。しかもすべてコースレコードを更新するという、実にハイレベルな接近戦となったGT500。GT300も負けじと、トップ7台がコースレコード。その7台が1秒以内の差にひしめく大激戦。予選だけで、今季のスーパーGTの面白さが凝縮された、そんなセッションだった。

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 岡山
サブイベント 土曜日 予選
サーキット 岡山国際サーキット
ドライバー Ryo Hirakawa , Takeshi Tsuchiya
記事タイプ 予選レポート