ニスモ快勝。3連覇に向け絶好のスタート:スーパーGT開幕戦決勝レポート(GT500)

スーパーGT開幕戦岡山。その決勝レースが行われ、GT500クラスは昨年チャンピオンの#1 MOTUL AUTECH GT-Rが快勝し、史上初のスーパーGT3連覇に向け最高のスタートを切った。

KeePer TOM'S RC Fが逃げた序盤戦

 ポールポジションからスタートした#37 KeePer TOM'S RC Fは、ジェームス・ロシターのドライブでレース序盤快調に飛ばし、2番手の#6 WAKO'S 4CR RC Fに対して7秒近い差を築いていた。#1 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリは#6 WAKO'S 4CR RC Fの後方に控えていたが、28周目の裏ストレートでオーバーテイク。2番手に上がり首位追撃体制に入った。

 #1 MOTUL AUTECH GT-Rはあっという間に先頭に追いつくと、背後にピタリと貼りつく。#37 KeePer TOM'S RC Fはたまらず35周を走りきったところでピットインし、タイヤ交換。前が開けたクインタレッリはさらにペースを上げ、39周を走りきって松田次生にバトンを渡す。タイヤ交換作業が素晴らしかったこともあり、松田が乗り込んでコースに戻った時、#37 KeePer TOM'S RC Fはすでに10秒以上後方である。

GT500デビューの千代が躍動

 本山哲がスタートドライバーを務めた#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rは、36周で今季から加入の千代勝正にバトンタッチ。コースに出て行った千代は水を得た魚のようにハイペースで走り、気付けば大嶋和也が乗り込んだ3番手#6 WAKO'S 4CR RC Fの真後ろへ。千代は大嶋とサイド・バイ・サイドの激しいバトルで観客を魅了し、そして52周目にオーバーテイクを成功。ついに3番手に上がる。

 レース終盤、#38 ZENT CERUMO RC Fを追う#12 カルソニック IMPUL GT-Rの動向に注目が集まるが、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは決め手に欠け、立川祐路を攻略することができない。#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rの千代もハイペースでの走行を続け、気が付けば#37 KeePer TOM'S RC F平川の真後ろに。69周目を走り切った時点で、その差は1秒だ。

 先に決着をつけたのはオリベイラ。72周目にようやく立川を捕え、5番手に浮上。#38 ZENT CERUMO RC Fの後ろからは#39 DENSO KOBELCO SARD RC Fと#36 au TOM'S RC Fも近づいてくるが、立川はチェッカーまでなんとかポジションをキープした。

 平川対千代の2番手争いはますます白熱。千代は右に左にマシンを降り、テールをスライドさせたり、コースサイドにタイヤを落としたりしながら平川を攻め立てるが、なかなか抜くことができない。この争いは最終ラップまで続いていく。

王者の貫禄。MOTUL AUTECH GT-Rが15秒差で快勝

 先頭に立った後の#1 MOTUL AUTECH GT-Rは、他車とのバトルもなく、終始非常に速いペースで後続との差を広げて走り、最終的には2番手に15.3秒の差をつけてトップチェッカー。史上初のスーパーGT3連覇に向け、完璧なスタートを切った。2位争いは結局#37 KeePer TOM'S RC Fに軍配。#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rは0.4秒及ばず3位フィニッシュとなった。#6 WAKO'S 4CR RC Fは4位、5位には#12 カルソニック IMPUL GT-Rが入り、上位5台のうち3台がGT-Rと、今季もGT-R強しというのを印象付ける結果となった。

 一方苦しい初戦となったのはNSX勢。最上位が10位の#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTという結果。今後のシーズンでどこまで追い上げてくることができるのか、注目されるところだ。

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 岡山
サブイベント 日曜日 決勝レース
サーキット 岡山国際サーキット
ドライバー Hiroaki Ishiura , James Rossiter , Katsumasa Chiyo , Kazuya Oshima , Ronnie Quintarelli , Ryo Hirakawa , tsugio matsuda , Yuji Tachikawa
記事タイプ レースレポート