新たなGT3マシンの参戦でGT300クラスは白熱必至。

毎年混戦のGT300クラス 新型GT3マシンの相次ぐ導入で勢力図はどうなる? JAF-GT勢の進化は?

 昨年はNISSAN GT-R勢が席巻した感のある、GT300クラス。しかし、今シーズンは大きく勢力図が変わってくる可能性が高い。

 まず今季は、多くの新型GT3マシンが投入される。BMWは、昨年発表されたばかりのM6 GT3を投入。7号車Studieが採用しただけでなく、これまでホンダ車で参戦していたARTAも、BMW M6 GT3を投入することになった。このBMW M6 GT3は初年度ながら富士の公式テストで速さを見せていて、2日目に7号車Studie BMW M6がGT300でトップタイムをマークしている。

 また、ランボルギーニは新車ウラカンGT3も登場し、早速4台が開幕戦にエントリー。こちらも岡山テストで88号車マネパ・ランボルギーニがトップタイムを記録するなど、初年度から高い戦闘力を発揮しそうだ。

 このように、新型のGT3マシンの速さが目立つが、当然、昨年に引き続きGT-R勢を無視するわけにはいかない。富士スピードウェイでの公式テストの初日は、3号車B-MAX NDDP GT-Rがトップ。長谷見昌弘監督は「タイヤのフィーリングも良くなってきて、セッティングもうまくいっているので、なかなかいい状況です」と語れば、ドライバーの星野一樹も「一発のタイムもロングランもどっちも良かったので、満足しています。レースでも富士は自信を持って走れそうです」と自信を見せる。星野によれば「ストレートスピードが低下している」とのことだが、「コーナーで勝負できるようになってきた」とも語っており、心配はなさそうだ。

 同チームのもうひとつの注目は、昨年はGP3で活躍、一昨年の12月にはスーパーフォーミュラのテストに参加して高い評価を集めたヤン・マーデンボローが加入したこと。いきなりトップタイムを叩き出すなど、その才能の片鱗を見せている。マーデンボローは日産とグランツーリスモが進めるGTアカデミーの卒業生でもあり、その動向には注目しておいた方が良さそうだ。 

 JAF GT勢では、プリウスGTが1台増え、2台のエントリー。昨年も2勝を挙げたプリウスの台数が増えるということは、他チームの脅威になるだろう。

「昨シーズンはあまりにも惨めなレースを繰り広げてしまった」と辰巳監督が語る61号車SUBARU BRZ R&D SPORTは、テストで上々の滑り出し。「今シーズンはポテンシャルも上がっているので、いい戦いができる。気持ち的には3勝を目指したい」と巻き返しを誓っている。

 また、トヨタ86とロータスのマザーシャシー勢が、2シーズン目を迎えてどんな進化を見せるのかという部分も注目となる。

 バラエティに富んだ車種が集まるGT300クラス。こちらの熱戦にも、ぜひ注目していただきたい。

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シリーズ スーパーGT
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