最後の最後の大逆転。12号車のバーストで、ニスモが開幕2連勝!:スーパーGT決勝詳報(GT500)

スーパーGT第2戦富士500kmレースが行われ、#1 MOTUL AUTECH GT-Rが優勝。開幕戦に続き2連勝を果たした。

 ポールポジションスタートの#12 カルソニック IMPUL GT-Rは、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが好スタートを決め、2番手には#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R。上位には大きな変動はなく、レースがスタートしていった。

 6周目には、先頭の#12 カルソニック IMPUL GT-Rが早速周回遅れに追いつく。これをうまく処理できるかというところが、勝負の重要どころ。8周目にはオーバーテイクに手間取った本山の#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rに、#38 ZENT CERUMO RC Fに乗る立川祐路が追いつく。#1 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリ、#39 DENSO KOBELCO SARD RC Fのヘイキ・コバライネンも、この集団に追いつきそうだ。

 11周目頃から、3番手を走っていた#38 ZENT CERUMO RC Fのペースが落ち、#1 MOTUL AUTECH GT-Rに背後まで迫られ、15周目にはオーバーテイクを許してしまう。もうタイヤが限界なのか? そう思われた瞬間、まさかのペースアップ。再び前を行く#1 MOTUL AUTECH GT-Rに迫り、オーバーテイクのお返し。3番手のポジションをキープする。

 #38 ZENT CERUMO RC Fの好ペースはその後も衰えず、27周目には#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rをパスして2番手に浮上してきた。なお、30周目には#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTが100Rで派手なスピン。マシンに何らかのダメージがあったようで、ゆるゆるとしたペースでピットに戻っていく。

 上位陣で最初のピットインを行ったのは、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R。31周目にピットに入り、タイヤを2本だけ交換してコースに復帰する。続く32周目に#38 ZENT CERUMO RC Fがピットイン。

 このタイヤ交換作業の結果、#38 ZENT CERUMO RC Fは#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rの前をしっかり確保。#12 カルソニック IMPUL GT-Rは38周目、#1 MOTUL AUTECH GT-Rは39周目にそれぞれピットインした。

 各車が最初のピットストップを終えた時点で、順位は#12 カルソニック IMPUL GT-R→#38 ZENT CERUMO RC F→#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R→#1 MOTUL AUTECH GT-R→#39 DENSO KOBELCO SARD RC F。

 なお、43周目のコカコーラ・コーナーで#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rが#38 ZENT CERUMO RC Fをオーバーテイクして2番手を奪い、その後徐々に差を広げていく。

 先頭の#12 カルソニック IMPUL GT-Rが72周目を走っていた際、周回遅れの#100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTが100Rの立ち上がりで左リヤタイヤをバースト! マシンのリヤを大破させてコース脇にストップしてしまう。これで、コース上にはデブリが散乱し、これを清掃するために、セーフティカー出動となる。

 セーフティカー出動中には、ピット作業が許されない。しかし、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rはもう燃料が足りなかったか、ペナルティ覚悟でピットインしている。結局、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rには90秒ストップという非常に厳しいペナルティが課せられた。

 77周目からレースは再開。#12 カルソニック IMPUL GT-R、#38 ZENT CERUMO RC F、#1 MOTUL AUTECH GT-Rの順でリスタートしていく。しかし、#38 ZENT CERUMO RC Fはガス欠なのか? 1周を走りきることができず、コース脇にマシンをストップさせてしまう。マシンを降りた石浦宏明は、悔しそうにドアを強く締めた。

 #12 カルソニック IMPUL GT-Rが78周目、#1 MOTUL AUTECH GT-Rは81周目にピットイン。#1 MOTUL AUTECH GT-Rのクルーは完璧な作業をこなし、首位に浮上してコースに復帰する。マシンをクインタレッリに渡した松田次生は、ガッツポーズを見せる。3番手には#39 DENSO KOBELCO SARD RC F。予選で苦しんだ#37 KeePer TOM'S RC Fが4番手、#36 au TOM'S RC Fが5番手まで上がってきている。

 さて、#1 MOTUL AUTECH GT-Rは首位に立ったが、#12 カルソニック IMPUL GT-Rのオリベイラは、そう簡単に勝たせはしない。ひたひたとクインタレッリの後ろに近づいてくる。

 そして96周目の1コーナー、#12 カルソニック IMPUL GT-Rが#1 MOTUL AUTECH GT-Rのイン側へ。クインタレッリはクロスラインでこれに抵抗するが、併走状態でコカコーラ・コーナーへ。ここで、オリベイラが前に出て、ついにトップの座を奪い返した。クインタレッリのブロックに、IMPULの星野監督が激怒。NISMOのガレージに怒鳴り込む姿もあった。

 しかし、これで決着したわけではなかった。107周目の100Rで、#12 カルソニック IMPUL GT-Rの左リヤタイヤが突然バースト! マシン後部を大破させながら、激しくスピンしてしまう。オリベイラはマシンを止め、コースサイドでガックリとうなだれた。

 これで#1 MOTUL AUTECH GT-Rがトップへ浮上し、そのままチェッカー。これで開幕戦に続き2連勝を果たした。2位には#39 DENSO KOBELCO SARD RC Fが入り、3位にはトムス同士の争いを制した#37 KeePer TOM'S RC Fが入った。#36 au TOM'S RC Fが4位で、最後尾グリッドからのスタートだった#6 WAKO'S 4CR RC Fが5位。#8 ARTA NSX CONCEPT-GTが6位に入っている。

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 富士
サブイベント 水曜日 決勝レース
サーキット 富士スピードウェイ
ドライバー Ronnie Quintarelli , tsugio matsuda
記事タイプ レースレポート