トヨタが挑む、スパ・フランコルシャン6時間レース

シルバーストンで発生したソフトウエアトラブルを解消。トヨタTS050ハイブリッドは”スプリントバージョン”でスパ6時間に挑む。

 今週末の土曜日に決勝レースが行われるWEC第2戦スパ6時間レース。木曜日の今日は午後0時15分から1時間半のフリープラクティス1回目が終了。トヨタ・ガズー・レーシングは#6トヨタTS050 HYBRIDがマイク・コンウェイのドライブで3番手タイム(1分59秒429)を記録した。もう1台の#5トヨタTS050 HYBRIDはセバスチャン・ブエミが運転して5番手タイム。しかし、トップの#1ポルシェ(ブレンダン・ハートレー)は1分58秒012で、トヨタに1秒417の差を付けている。

 まだ練習走行が始まったばかりで、各チームの走行プログラムの内容は伺い知ることができず、このタイム差が何を意味するか不明だ。しかし初めての走行であり、基本的にタイヤの使い方がタイムに影響したと見るべきだろう。ただ、メカニカルな煮詰めを行うにしろ、ソフトウエアのセッティングを行うにしろ、このタイムが参考になることは間違いない。チームはこの後、午後4時半からの2回目のフリープラクティス、そして明日の予選に向けて作業を行う。

 トヨタ・ガズー・レーシングは開幕戦シルバーストンの後、スペインのアラゴンで2日間のテストを行い、シルバーストンで出たソフトウエアのトラブル(トラクションコントロールの不具合)を解消、システムをさらに進化させてスパに乗り込んできた。車体はシルバーストンと同じハイダウンフォース仕様で、見た目も大きな変化はない。

 スパのコースは高速の直線がありローダウンフォース仕様が適していると思われがちだが、高速コーナーやタイトコーナーが19個もあるテクニカルコースである。有名なオー・ルージュを始め、コース自体の標高差もかなりあり、より大きなダウンフォースが必要なのだ。コースの性格は鈴鹿サーキットによく似ており、多くのドライバーがこのふたつのサーキットを世界で最も難しいコースだという意味が分かろうというものだ。

 トヨタ・ガズー・レーシングのテクニカルディレクター、パスカル・バセロンは、「シルバーストンの後、アラゴンでテストをし、ソフトウエア系のアップデートを行いました。ル・マン用の空力もテストしましたが、良いデータが取れたと思います。ここスパには『スプリントバージョン』を持ち込みました。良い成績を残し、ル・マンに繋げたいと思います」と、語っている。

FP1結果(LMP1クラス/気温16.5℃ 路面温度20.6℃)
1. #1 Porsche 919 Hybrid/1’58”012
2. #2 Porsche 919 Hybrid/1’58”577
3. #6 Toyota TS050 Hybrid/1’59”429
4. #7 Audi R18/1’59”983
5. #5 Toyota 919 Hybrid/2’00”053
6. #8 Audi R18/2’00”440
7. #13 Rebellion R-One/2’04”157
8. #12 Rebellion R-One/2’06”914
12. #4 Bykolles CLM P1/01/2’231”698

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この記事について
シリーズ WEC
イベント名 スパ-フランコルシャン
サブイベント 木曜日 フリー走行1回目
サーキット スパ・フランコルシャン
記事タイプ フリー走行レポート