トヨタのデビッドソン、WECメキシコ戦を急遽欠場

トヨタのデビッドソンは、4週間前のテスト時に負った怪我の影響でWECメキシコ戦を欠場する意向を明らかにした。

 トヨタのアンソニー・デビッドソンは、4週間前のマニ・クールで行われたテストセッションで大きな事故に遭い、頭部を強打し肋骨を痛めた。彼はWECメキシコ戦木曜日の合同テストセッションで、彼は5号車トヨタTS050ハイブリッドを5周走らせたが、怪我が完治していないと判断し、今回のレースには参加しないことを決定した。エントリードライバーの変更はできないので、5号車トヨタTS050ハイブリッドは、今回のレースを中嶋一貴とセバスチャン・ブエミのふたりで臨むこととなる。

 デビッドソンはmotorsport.comの独占インタビューに対し、WECで最も暑く厳しい耐久レースになる可能性の高い第7戦アメリカでの復帰に向けて、できる限り準備していきたいと話した。

「僕たちにはその日、ちょっとしたインシデントがあったんだ」デビッドソンは次のように語った。

「数週間前のマニ・クールでマシンに問題があった。残念ながら、そのせいでマシンはハイスピードでコースオフしたんだ。僕は技術的な問題にタッチできないよ。テストはマシンの技術的な限界値を探るのと、メキシコ戦で何か問題がないか探るためのものだった」

「僕は壁に衝突してかなり強い衝撃を受けた。頭を打って、肋骨を打撲したんだけど、かなり酷いダメージだった。病院でスキャンをとったけど、脳に損傷はなかったよ。まあ実際は、30Gぐらいのかなり強い衝撃を受けたんだけどね。その後帯状疱疹になったんだ。まるで戦争のようだった!」

「4週間は肋骨の治癒に専念していたよ。肋骨を痛めたことがある人なら、完治までに時間がかかるのが分かると思う」

「その間、ボジティブに捉えようとしていたけど、でも完治するのには時間が足りないんじゃないかって常に心の奥底にあった。だから僕は不安な気持ちで木曜の合同テストを迎えたんだ。その日の朝にマシンを走らせたんだけど、まだ万全ではないとわかった。僕はアウトラップ中に痛みを感じたんだ。そしてセブ(セバスチャン・ブエミの愛称)にそのことを話して、今回欠場することにしたんだ。彼はその時『僕もほとんど準備できていないよ』と慰めの言葉をくれた。今回のレースを安静に過ごすことで、怪我の治癒に専念できると思う」

「本当に残念だよ。メキシコでは本当に楽しんでいたんだ。新しいトラックも良かったし、もはや痛みも感じていなかった。でも僕のドライビングは保守的なものだった。縁石を使えていなかったんだ。僕はそうしたかったんだけど、でも体がそうは動かなかった」

「だから2週間後のオースティンに向けて、100%力を尽せるように準備する。身を削るように走るよ」

「今年のレースの中で苦しい戦いになるアメリカ戦は、ふたりのドライバーだけでレースすることは不可能だろう。僕はチームやチームメイトをそんな状況に立たせたくない。公平じゃなくなる」

「この決断ができて嬉しいよ。明らかに僕の心はレースをしたがっているけど、でも体はついてこなかった。しかしチームは僕を支えてくれているんだ。それまでに完治して、オースティンで完全復帰するよ」

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この記事について
シリーズ WEC
イベント名 メキシコ・シティ
サーキット アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス
ドライバー Anthony Davidson
チーム ガズー・レーシング
記事タイプ 速報ニュース