【WEC】トヨタ「ポルシェに勝つため”野心的”な目標を設定」

トヨタLMP1チームのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは、来季ポルシェに勝つため”野心的な”目標を設定すると語る。

 アウディが2016年限りでWEC(世界耐久選手権)から撤退したため、同シリーズのLMP1-Hクラスには、ポルシェとトヨタの2メーカーしか存在しないことになった。

 トヨタはターボエンジンに8MJのリチウムイオンハイブリッドシステムを組み合わせたマシンTS050ハイブリッドを2015年に登場させた。その1年目は苦戦したものの、2年目の2016年には大きな進化を果たし、最終戦までタイトルを争った。

 トヨタのLMP1チームでテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、来季のステップが大きいものでないことを認めるも、トヨタは選手権とル・マン24時間でポルシェに勝つために、非常に野心的なパフォーマンス目標を設定したと語る。

「2015年から2016年にかけ、パフォーマンスがそれほど向上するとは予想していなかった」

 そうバセロンは語る。

「なぜなら、いくつかの要素は同じままだからだ」

「例えば、我々のハイブリッドシステムは既に8MJだ。我々はその面では満足している。とはいえ、幾つかの細かい部分を改善するつもりだが、ハイブリッドシステムに関しては大きな進歩をすることはない」

「エンジンに関して言えば、私はターボチャージャーの技術について大きな一歩を踏み出したと言いたい。それは、我々に幾つかの困難をもたらした。なぜなら、幾つかのエリアで大きなステップだったからだ。我々はそれをマスターした」

「しかし、我々は来季のパフォーマンスをかなり前進させることを目指している。ポルシェが何をしてくるのか、正確には知らない。だからこそ我々は、驚くことを避けるため、非常に野心的なパフォーマンス目標を設定する」

「我々はそこに達することができるだろうか? 幾つかは非常にリスキーなものだ。しかし、我々はかなり野心的な目標を設定した。それを達成することができれば、かなりの競争力をつけることができるはずだ」

ル・マンでの3台目投入はまだ未定

 トヨタは、来季のル・マン24時間に3台目のマシンを投入するのではないかと言われている。しかしバセロンは、まだこれについては決断が下されていないと述べ、アウディの撤退によって計画が変更されることはないと言う。

「起きたこと(アウディの撤退)と我々の決定(3台目のマシンを投入すること)の間には、何の関係もない。しかし我々は、多くのマシンを走らせることで、WECとル・マンをサポートする必要がある」

 そうバセロンは強調した。

「それ以外には、我々の決定が直接影響を受けることはない。我々はまだそれを最終的に確定させる準備を整えていない。私は、それは遅くとも1月には決まると思う」

Translation by Benjamin Vinel

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この記事について
シリーズ WEC
チーム Toyota Gazoo Racing
記事タイプ インタビュー
タグ pascal vasselon