【WEC】上海予選:LMP1のヒーローはポルシェ1号車のハートレー。土壇場でポール獲得

WEC第8戦上海6時間レースの予選が行われ、ポルシェの1号車が見事なチームワークでポールポジションを獲得した。

 11月5日、午後2時17分、予定より遅れてスタートした上海6時間レースの公式予選。ヒーローはポルシェ919ハイブリッドの1号車に乗るブレンドン・ハートレーだった。

 彼はセッションが始まってすぐに1分44秒747のタイムを叩き出し、ポールポジション獲得に自信を見せた。ところが彼が記録したこのタイムは最終コーナーのトラックリミット違反のせいで抹消されてしまった。

 この突然の出来事に見事な対応を見せたのはさすがポルシェチーム。ハートレーと共に1号車のアタックを担当したマーク・ウェバーは1分44秒618のタイムを記録するとすぐにハートレーと交替、若いニュージーランド人に2度目のタイムアタックのチャンスを与えた。

 ハートレーの真骨頂が問われた2度目のタイムアタック。彼は自らのミスを帳消しにする1分44秒307の驚異的なタイムを叩き出し、ウェバーのタイムとの平均タイムを1分44秒462とし、見事ポールポジションを獲得したのだ。

 ハートレーがギリギリでポールポジションを獲得する寸前まで暫定ポールポジションを守っていたのはセバスチャン・ブエミと中嶋一貴の5号車トヨタTS050ハイブリッド。彼らはブエミ、中嶋、ブエミと変則的なアタックを行い、平均1分44秒522の見事なタイムを記録していた。

 今シーズン、トヨタのクルマは予選より決勝レースに焦点を当ててセッティングを行ってきた。しかし、シーズン終盤になって富士6時間レースで俊足を確認し久々の勝利を手に入れて、一発の速さにも磨きをかけてきた。ここではセッション最後に僅か0.060 秒差でポールポジションを逃しこそしたが、ブエミは「良いアタックができた」と、決勝レースに希望を繋いだ。

 予選3番手のタイムを記録したのは、今年限りでWECからの撤退を発表したばかりのアウディ。オリバー・ジャービスとロイック・デュバルが駆った8号車が1分44秒610でポルシェ、トヨタに続いた。その後ろに6号車トヨタ、7号車アウディ、2号車ポルシェが並び、トップ6のグリッドを固めた。2号車ポルシェは燃費過多によるレギュレーション違反でマルク・リーブの出したタイムが抹消され、結局6番手のタイムに落ち着いた。

WEC 2016 上海LMP1-Hクラス 予選

Cla#DriversCarClassLapsTimeGapIntervalkm/h
1 1  Mark Webber 
 Timo Bernhard 
 Brendon Hartley 
Porsche 919 Hybrid LMP1 9 1'44.462     187.853
2 5  Anthony Davidson 
 Kazuki Nakajima 
 Sébastien Buemi 
Toyota TS050 Hybrid LMP1 9 1'44.522 0.060 0.060 187.746
3 8  Lucas di Grassi 
 Loic Duval 
 Oliver Jarvis 
Audi R18 LMP1 9 1'44.610 0.148 0.088 187.588
4 6  Stéphane Sarrazin 
 Kamui Kobayashi 
 Mike Conway 
Toyota TS050 Hybrid LMP1 9 1'44.810 0.348 0.200 187.230
5 7  Andre Lotterer 
 Marcel Fassler 
 Benoit Tréluyer 
Audi R18 LMP1 8 1'44.868 0.406 0.058 187.126
6 2  Romain Dumas 
 Neel Jani 
 Marc Lieb 
Porsche 919 Hybrid LMP1 9 1'45.051 0.589 0.183 186.800

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この記事について
シリーズ WEC
イベント名 上海
サーキット 上海国際サーキット
記事タイプ 速報ニュース