WEC富士予選:8号車アウディがポールを獲得。トヨタは3、4番グリッドからスタート

WEC富士予選LMP1クラスは、ディ・グラッシとデュバルの8号車アウディがポールポジションを獲得した。

 10月15日土曜日、FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースの予選は午後2時にスタート。まずLM-GTEクラスの予選が行われ、午後2時半からLMPクラスの予選がスタートを切った。フリー走行時と変わらず好天に恵まれ、気温19.7℃。サーキットを照らす太陽の日差しは強い。

 セッションがスタートするとまず1号車ポルシェ919ハイブリッドのマーク・ウェーバーが先陣を切って飛び出した。その後に2号車のポルシェのニール・ジャニが続く。まずジャニが1分24秒240でトップタイム叩き出し、ウェーバーが2番手。3番手は5号車トヨタTS050ハイブリッドの中嶋一貴1分24秒370でポルシェを追う。

 セッション開始5分後に8号車アウディのルーカス・ディ・グラッシが1分24秒006のトップタイムを記録すると、それを追ってきた中嶋がタイムを塗り替え、1分23秒996の最速タイムでトップに躍り出た。セッション開始9分後、ディ・グラッシは1分23秒854で中嶋のタイムをさらに上回る。中嶋とディ・グラッシの熾烈なタイム争いだ。

 その間に1号車ポルシェはティモ・ベルンハルトに交替し、1分23秒665のタイムをマークした。このタイムは中嶋のタイムを上回るものだったが、アベレージタイムは5号車トヨタに0.124秒及ばない。1号車ポルシェはすかさずピットインし、ウェーバーにステアリングを渡した。

 セッション残り7分で、6号車トヨタはステファン・サラザンから小林可夢偉に交替し、1分23秒239でトップタイムを叩き出す。しかし、それを追ってホームストレートを抜けた8号車アウディのロイック・デュバルが1分23秒286をマークし、アベレージタイムを1分23秒570に更新し首位に立った。それもつかの間、中嶋からセバスチャン・ブエミに交替した5号車トヨタが1分23秒482をマークした。これでアベレージタイムを1分23秒739に更新、タイムシートのトップに躍り出た。

 激しいポールポジション争いはまだ続く。セッション残り4分でデュバルは自己ベストタイムを更新。アベレージタイムが1分23秒570で5号車トヨタのタイムを凌いだ。その間、6号車のステファン・サラザンが1分23秒239を記録しトップタイムを更新した。さらにポルシェ1号車のウェーバーは1分23秒525を叩き出し、2番手に浮上。トップの8号車アウディとのアベレージタイムの差は0.025秒と僅差だ。セッション残り1分で、トヨタ5号車のブエミはピットインし走行を終えた。

 アウディ7号車はブノワ・トレルイエから交替したアンドレー・ロッテラーがラストアタックに賭けるが、タイムアップには及ばなかった。その結果、LMP1クラスではアウディ8号車が熾烈なタイムアタックを勝ち抜き、ポールポジションを獲得した。

 LMP2クラスは、予選から好調だった26号車G-ドライブがトップタイムだ。明日の決勝は11時よりスタートする。

ポールポジション8号車ドライバーのコメント

ロイック・デュバル(8号車アウディR18)
「昨日のフリー走行からマシンは好調だったが、まさかポールポジションを獲れるとは思わなかった。気温が上がり、それが僕たちのマシンの味方をした。オースティンやメキシコも暑かったが、その時もタイムが良かった。明日はタイトなバトルになるだろうが、マシンの競争力は高いので良いレースができると思う」

ルーカス・ディ・グラッシ(8号車アウディR18)
「ポールポジションを獲得できたのは嬉しい驚きだ。良いタイムで走れたと思ったが、遅いマシンに引っかかった時もあったから、1分23秒台が出た時は驚きだった。今日はどのチームも2番手のドライバーがタイムアップしていた。理由はよく分からないが、路面温度が高くなり、タイヤのコンディションが良くなったんだと思う。明日も好天で大勢のファンが来てくれることを期待している」

FIA世界耐久選手権第7戦富士 LMPクラス予選
ClaドライバークルマClassLaps時間ギャップインターバルkm/h
1 8   Lucas di Grassi 
  Loic Duval 
  Oliver Jarvis 
Audi R18 LMP1 11 1'23.570     196.563
2 1   Mark Webber 
  Timo Bernhard 
  Brendon Hartley 
Porsche 919 Hybrid LMP1 10 1'23.595 0.025 0.025 196.504
3 5   Anthony Davidson 
  Kazuki Nakajima 
  Sébastien Buemi 
Toyota TS050 Hybrid LMP1 11 1'23.739 0.169 0.144 196.166
4 6   Stéphane Sarrazin 
  Kamui Kobayashi 
  Mike Conway 
Toyota TS050 Hybrid LMP1 11 1'23.781 0.211 0.042 196.068
5 7   Andre Lotterer 
  Marcel Fassler 
  Benoit Tréluyer 
Audi R18 LMP1 9 1'23.856 0.286 0.075 195.892
6 2   Romain Dumas 
  Neel Jani 
  Marc Lieb 
Porsche 919 Hybrid LMP1 11 1'24.134 0.564 0.278 195.245
7 13   Alexandre Imperatori
  Dominik Kraihamer 
  Matheo Tuscher 
Rebellion R-One LMP1 9 1'28.837 5.267 4.703 184.909
8 4   Simon Trummer 
  Oliver Webb 
  Pierre Kaffer 
CLM P1/01 LMP1 9 1'29.827 6.257 0.990 182.871
9 26   Will Stevens 
  Roman Rusinov 
  Alex Brundle 
Oreca 05 LMP2 10 1'31.698 8.128 1.871 179.140
10 36   Nicolas Lapierre 
  Gustavo Menezes 
  Stéphane Richelmi 
Alpine A460 LMP2 12 1'31.919 8.349 0.221 178.709
11 30   Giedo van der Garde
  Sean Gelael 
  Antonio Giovinazzi 
Ligier JS P2 LMP2 12 1'31.945 8.375 0.026 178.658
12 42   Jonny Kane 
Lewis Williamson 
Gibson 015S LMP2 12 1'32.007 8.437 0.062 178.538
13 43   Bruno Senna 
  Ricardo Gonzalez 
  Filipe Albuquerque 
Ligier JS P2 LMP2 11 1'32.128 8.558 0.121 178.304
14 44   Roberto Merhi 
  Richard Bradley 
  Matthew Rao 
Oreca 05 LMP2 11 1'32.214 8.644 0.086 178.137
15 45   Shinji Nakano 
  Tor Graves 
  Alex Lynn 
Oreca 05 LMP2 11 1'32.536 8.966 0.322 177.517
16 31   Pipo Derani 
  Ryan Dalziel 
  Chris Cumming 
Ligier JS P2 LMP2 11 1'32.932 9.362 0.396 176.761
17 37   Vitaly Petrov 
  Viktor Shaytar 
  Kirill Ladygin 
BR01 LMP2 12 1'33.046 9.476 0.114 176.544
18 27   Maurizio Mediani 
  Nicolas Minassian 
  Mikhail Aleshin 
BR01 LMP2 11 1'33.133 9.563 0.087 176.380
19 35   Paul-Loup Chatin 
  Ho-Pin Tung 
  David Cheng 
Alpine A460 LMP2 12 1'33.472 9.902 0.339 175.740

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この記事について
シリーズ WEC
イベント名 富士
サーキット 富士スピードウェイ
記事タイプ 予選レポート