アウディWEC撤退に対し、ACOとWECのCEOがコメント

今年限りでのWEC撤退を発表したアウディに対し、ACOとWECのCEOがコメントを発表した。

 今年限りでのWEC(世界耐久選手権)撤退を発表したアウディ。このシリーズを統括するACO(フランス西部自動車クラブ)とWECのCEOが、アウディの撤退に対してコメントを発表。長年耐久レースを牽引してきたメーカーの離脱を惜しんだ。

ピエール・フィヨン(ACO会長)

「それは感情的なことだった。アウディが耐久レースから撤退するということを、我々は今朝知った。我々は耐久レースにおける主要なメンバーが、新しい冒険に向け旅立って行ってしまうのを、残念に思っている」

「1999年からル・マンに参戦ししたドイツのメーカーは、ル・マン24時間レース、そして最近ではWECの歴史に、最高級で最強の足跡を残した。他の競争相手よりも、4輪での世界中の耐久レースの驚異的な成長に貢献してきた」

「メーカーのコストを削減することは、ACOそして提携するFIAにとって、主なる焦点が当てられていることだ。ふたつの組織は、新技術のために可能な限り最高のプラットフォームを提供しながら、将来のクルマの準備のために技術革新の最前線にとどまることができるように、今後数年間にたどるべき道筋を設定した」

「ハイブリッド技術と電気モーターは、すでに耐久レースの世界では日常的なものだ。テクニカルレギュレーションの変更も、水素エネルギーなど、新しい時代のエネルギー要件に対応する」

「我々は驚くべき仕事をしてきたアウディ・スポートとチーム・ヨーストに対して敬意を表します。そして私の特定の想いは、友人であるヴォルフガング・ウルリッヒに向けられている」

「ひとつの扉が閉じられると、それと同時に別のメーカーの既に発表された到来と共に、別の扉が開く」

「すべての耐久レース及びモータースポーツファンの皆さんと、WECの最終戦のひとつ前であり、そして来年のル・マン24時間レースに向けた来週の上海ラウンドでお会いしたい」

ジェラール・ヌーブ(WEC CEO)
「我々はこの決定を理解しているが、WECの主要なプレーヤーが離脱してしまうのは、明らかに残念なことだ。アウディは15年間にわたって耐久レースに携わってきた。より詳細に言えば、WECの最初の5年間を戦ってきた」

「今日、我々はアウディ・スポートとチーム・ヨーストの全員のことをまず最初に考える。ドライバー、エンジニア、メカニック、そしてチームメンバーの誰にとっても、このニュースは辛いものだ。我々は彼らに対して賞賛したい。そして、2012年以来、WECでの素晴らしいパフォーマンスについても感謝したいと思う」

「WECは32のグリッドで構成されている。そしてそこに20チーム、4カテゴリー合計で6メーカーが参戦している。来週の上海では、ポルシェとトヨタは2016年のLMP1世界タイトルを懸けてコース上で戦う。フェラーリとアストンマーチンも、LM-GTEクラスのタイトルを争う」

「ひとつのメーカーが離れていく。すると、他のメーカーがすぐに訪れるだろう。これがチャンピオンシップの生き方だ」

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シリーズ WEC
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