【ベルンハルトのコラム】「ウェーバーとの最後のレースは感情的になった」WECバーレーンを振り返る

ポルシェ1号車のティモ・ベルンハルトは、ウェーバーとの最後のレースになったWECバーレーンを振り返った。

 興奮、感情、そして全力を尽くした6時間耐久レースだった。シーズンのフィナーレを良いものにはできなかった。しかしバーレーンでのレースは、エキサイティングな1年間を締めくくるのに相応しいレースだった。

 シーズンの最後のレースはいつも特別だ。でも2016年の最終戦はとても感情的になることがわかっていた。ここ3年間、一緒に戦ってきたマーク(・ウェーバー)とブレンドン(・ハートレー)との最後のとても特別な時間だった。もちろん、できる限り最善の結果を残したいと思っていた。

 今季は全く簡単にはいかなかったが、私たちは意欲を持って前進していた。だが私たちは今季の9レースのうち、4回勝利をあげ、2回表彰台に登ったのにもかかわらず、シーズン初めのトリッキーなレース展開によって、もはやタイトル争いをできる状態ではなかった。一方、姉妹車である2号車ポルシェがル・マンでダブルポイントを獲得していたため、私たちはそれを手助けしたいと思っていた。

 通常だとバーレーンのコースは砂漠の砂が舞っていてかなり難しいレースになるが、今季は今まで経験してきた中で最も砂の量が少なく、スタートから驚くほどコースが綺麗になっていた。これにより大きなスタートを切ることができた。

 水曜のフリー走行は全て計画通りに進んだ。私たちはセットアップ作業に集中していた。私は予選シミュレーションを担当した。このデータは私たちにとって有益な情報となった。WEC上海と同じで、ショートランが速かったが、ロングランでも良いタイムが出ていた。

 ブレンドンと私は、ほとんど暗闇と言っていいような中で予選を走った。以前のレースと同じようにかなりタイトな予選になった。私はポールポジションを目指して戦うことができると思っていたが、8号車アウディはあまりにも速く、2番手となった。

 決勝レースは昨年より1時間遅れの午後4時よりスタートした。日没後の涼しい気温だった。私たちはこの気温ならばトップに追いつくことができると期待していた。しかし、アウディは明らかにバーレーンで速かった。

 私はレースのスタートを担当した。スタートはそれほど悪くなかったと思う。ニール(・ジャニ/2号車ポルシェ)がイン側に入ってきたが、もちろん私は同じスピードで追い抜く余地を残した。13周目で7号車アウディが私たちを追い抜いたが、マークは5号車トヨタを追い抜き、3番手に上がった。

 その後ラスト2回目のスティントで、私は最後のスティントをマークに渡した。結局、私たちは3位でレースを終えた。シーズン最後のレースはとても大切だった。この瞬間をマークやブレンドンと一緒に過ごすことができたのは、とても素晴らしいことだった。そして、とても感情的な1日になった。

 WEC最終戦は1−2フィニッシュのアウディ、また姉妹車の2号車ポルシェを讃えたい。かなり挑戦的なレースだったのにもかかわらず、ニールやマルク(・リーブ)、ロマン(・デュマ)は、ドライバーズチャンピオンシップでタイトルを獲得することができた。

 ポルシェはル・マンでの優勝、マニファクチャラーとドライバーのタイトルを獲得した。それをとても誇りに思う。もうみんなが予期していることだろうが、おそらくポルシェのハットトリックになるだろう!

 でも今はバッテリーを充電するために、休暇をとることにする。来季でまた会おう!

ティモ

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この記事について
シリーズ WEC
イベント名 バーレーン
サーキット バーレーン・インターナショナル・サーキット
ドライバー Timo Bernhard
チーム Porsche Team
記事タイプ 速報ニュース