フォルクスワーゲン、WRC撤退を発表

4年連続でダブルタイトルを獲得していたフォルクスワーゲンは、今季限りでWRCから撤退することを発表した。

 フォルクスワーゲンは、2013年のWRCフル参戦からセバスチャン・オジェが4年連続でドライバーズタイトルを獲得、マニュファクチャラーズタイトルも4年連続で獲得するなど、大きな成果を上げたWRCプログラムから、撤退することを発表した。

 フォルクスワーゲンは、10月27~30日に開催されたWRCの今季最終戦ラリー・ウェールズで当地4勝目、通算43勝目を記録しており、同じフォルクスワーゲン・グループのアウディがWECからの撤退を発表したばかりでもある。

 フォルクスワーゲン・グループは、2015年に発覚した”ディーゼルゲート”(不正ソフトウェアによる排ガス規制逃れ事件)による損失により苦しんでおり、アウディのWEC撤退とフォルクスワーゲンのWRC撤退は、本質的に繋がっていると考えられている。

「フォルクスワーゲンのブランドは、巨大なチャレンジに直面している。我々の乗り物の電化は今後拡大していく。我々は重要な将来の技術に、我々の活動を集約していかなければならない」とフォルクスワーゲンのフランク・ウェルシュは語った。

「我々はWRCで、スポーツに関する目標を大きく超えている。今我々は、フォルクスワーゲン・モータースポートを再編成し、将来の自動車技術により焦点を移す」

「同時に、フォルクスワーゲンは市販車レースにより重点を置く。サーキットでのゴルフGTI TCRとラリークロスでのビートルGRCと同様、我々は顧客に最高の製品を提案したいし、R5レギュレーションに沿った、新しいポロを開発する予定だ」

 フォルクスワーゲンの撤退により、WRCには4つのコンストラクターが残ることになる。シトロエン、ヒュンダイ、M-スポーツ、そして新規参戦のトヨタである。2017年は、車両規定が大きく変わる年でもある。

 オジェとチームメイトのヤリ゠マティ・ラトバラ、アンドレアス・ミケルセンは、すでに開発が進んでいた2017年スペックのフォルクスワーゲン・ポロ RでWRCに参戦する予定だったが、今やキャリアを継続するため新しい道を探す必要がある。 

「我々のドライバーとコ・ドライバーに、心からの感謝を述べたい。彼らは傑出した結果を残してくれた。彼らは信じられないほど速かっただけでなく、とても効果的なフォルクスワーゲンの大使でもあった」とウェルシュは語った。

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この記事について
シリーズ WRC
ドライバー Andreas Mikkelsen , Jari-Matti Latvala , Sébastien Ogier
チーム フォルクスワーゲン・モータースポーツ
記事タイプ 速報ニュース