86/BRZ最終戦は白熱のバトルが展開。近藤翼が初のシリーズ王者に輝く

GAZOO Racing 86/BRZレースのシリーズ最終戦が開催され、近藤翼が初のシリーズチャンピオンを獲得した。

 12月10日に富士スピードウェイで行われたTOYOTA GAZOO RACING FESTIVAL 2017では、「GAZOO Racing 86/BRZレース」のシリーズ最終戦も開催され、スーパーGTなど国内トップカテゴリーで活躍するドライバーも多数参戦するプロフェッショナルシリーズは、近藤翼(神奈川トヨタ☆DTEC86R)が初のシリーズチャンピオンを獲得した。

 昨年まではエキシビションレースとしてイベント内で開催されていたが、今年はシリーズ最終戦として組み込まれ、このうちクラブマンシリーズは土曜日に決勝を開催。プロフェッショナルシリーズは日曜日に決勝レースが行われた。

 特にプロフェッショナルシリーズはチャンピオン争いが混戦模様となっており、ランキング首位の近藤を筆頭に、佐々木雅弘(小倉クラッチREVO86BS)、青木孝行(ケーエムエスフェニックス86)の3人が10ポイント以内にひしめいていた。

 そんな中、予選ではランキング首位の近藤がコースレコードを塗り替える2分3秒263をマークしポールポジションを獲得。このまま決勝でも逃げ切るかと思われたが、スタートでは2番手の服部尚貴(OTG DL 86)、3番手の谷口信輝(KTMS 86)に両サイドから並ばれ3ワイドで1コーナーを通過。そこに逆転チャンピオンの可能性を残している青木もバトルに加わり、序盤から接戦の展開となっていく。

 後続の猛追を振り切って、レース序盤は近藤がトップを死守するが、2周目に2番手に上がった青木のペースが良く、徐々に接近を許してしまう。そして5周目に近藤を捉え青木がトップに浮上した。

 コンディションの違いが影響したのか、予選ほどの優位性がなくなっていた近藤はレース後半になると防戦一方の展開。3番手の谷口が徐々に間合いを縮めていき、2番手争いが激化していく。

 もし青木が優勝して近藤が3位以下になれば、逆転で青木がチャンピオンを獲得することになる。もちろん、近藤もこれを理解しており、ところどころで挙動を乱すシーンもあったが、必死で谷口を抑えポジションを死守していく。

 トップに立って以降は危なげない走りを披露した青木は、最終的に2位に対し2.2秒の差をつけてトップチェッカー。今季2勝目を飾った。そして近藤は最終ラップで何度か谷口に並びかけられたもの、最後までポジションを守りきり2位フィニッシュ。同シリーズでは自身初となるシリーズチャンピオンを決めた。なお3位には谷口が続いた。

 今シーズンは優勝こそなかったものの、安定して毎戦ポイントを稼いでいってチャンピオンを獲得した近藤。「僕にとってはすごく長く感じたシーズンでした。その中でも、チームが素晴らしいクルマを用意してくれて、優勝はできなかったですけど、常に表彰台に上がれるレースができたので、それがチャンピオンにつながったのかなと思います」とコメントし、安堵の表情をみせていた。

取材・文/吉田知弘

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シリーズ 86/BRZ
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