ハミルトンがチームオーナーに! エクストリームEに新規チームを立ち上げ参戦
ルイス・ハミルトンは、自らのチーム『X44』を立ち上げ、電動SUVによる選手権“エクストリームE”にチームオーナーとして参戦する。
写真:: Lewis Hamilton
F1で既に6度の世界王者に輝き、今季もポイントリーダーに君臨しているルイス・ハミルトン。彼は『X44』と名付けられた自身のチームを立ち上げ、電動SUVによって競われるオフロードレースシリーズ『エクストリームE』に参戦することを発表した。
ハミルトンにとって、チームオーナーの役割を担うのはこれが初めて。そのチーム名は、彼のF1でのパーソナルナンバーである44にちなんだものだ。
なお、ハミルトン自身がレースに参戦することはない。エクストリームEでは規定により各チーム男女1名ずつのドライバーラインアップとなるが、X44が誰を起用するのかはまだ明らかになっていない。
「エキサイティングで新しいプロジェクトだし、チームのドライバーとはまた違った役割になるから楽しいだろうね」
そうハミルトンは語った。
「何より魅力的なのは、このエクストリームE選手権が、地球が直面している環境問題への意識を高めるだけでなく、地元の慈善団体と協力していくことで、爪痕を残すことなく実施できるということだ」
「僕たちひとりひとりが変化をもたらす力を持っている。僕のレースへの愛、地球への愛がプラスの影響を与えられるということは、僕にとっても大きな意味がある」
「チームがこの新しいシリーズに参戦できることを楽しみにしているし、気候危機への意識を高めつつレースができるということは信じられないことだと思っている」
公開されたX44のマシンカラーリングのイメージ画像では、ハミルトンの今季のヘルメットデザインにも採用されている紫があしらわれており、このカラーリングで参戦することが示唆されている。
X44は現在のところメーカーの支援を受けているとは考えられていないが、エクストリームEで使用されるSUVマシン『オデッセイ21』のボディワークは、ロードモデルに似せてカスタマイズすることができる。そのため、メルセデスが今年初めに発売した初の電気自動車『EQC』に似せてカスタマイズされる可能性もある。
エクストリームEの創設者でありCEOのアレハンドロ・アガグは次のように語った。
「我々はルイス・ハミルトンと彼のチームであるX44をエクストリームEに迎えることができ、興奮している」
「我々と同様に、ルイスはモータースポーツに非常に情熱を注いでいる一方で、気候変動や平等など、世界にとって重要なテーマにスポーツを通してスポットライトを当てる、という信念も持っている」
「ルイスは歴史上最も成功したレーシングドライバーのひとりであり、X44チームが彼の素晴らしい指導の下で、コース内外でどのようなパフォーマンスを発揮するのか楽しみにしている」
2021年1月23〜24日のセネガル大会を皮切りに開幕する予定のエクストリームEには、既に7チームの参戦が確定しており、X44が8チーム目となる。これまでにはテチータ、アプト、アンドレッティ/ユナイテッド・オートスポーツ、チップ・ガナッシ、HWA、QEV、ベローチェが参戦を表明していた。
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