FE王者テチータ、エクストリームEにも参戦へ。エントリー取り下げのベンチュリに代わり
テチータは、電動SUVによるレーシングシリーズであるエクストリームEに参戦することを発表した。
写真:: Techeetah
3年連続でフォーミュラEチャンピオンを輩出し、チームタイトルも連覇しているテチータは、2021年にスタートする電動SUVによるカテゴリー『エクストリームE』に参戦することを発表した。
テチータは、エントリーを取り下げたベンチュリに代わって参戦することになる。ベンチュリはフォーミュラEに初年度から参戦。電気自動車の世界最高速度記録に挑戦するなどの試みでも知られており、エクストリームEにも参戦することを発表していた。
しかしながらベンチュリは、フォーミュラEと『宇宙旅行に関する革新的なプログラム』に集中するとして、エクストリームEから撤退した。これにより、7番目にエントリーしていたテチータが繰り上がった形だ。
フォーミュラEの共同創設者であり、エクストリームEでは創設者兼CEOを務めるアレハンドロ・アガグは次のように述べた。
「テチータは、近年のフォーミュラEで比類のない成功を収めているため、エクストリームEのファミリーに迎え入れることができるのは素晴らしいことだ」
テチータはインドネシアのジャカルタに拠点を置く未公開株式会社である『Indover Group』が所有しており、エクストリームE唯一のアジアチームとなり、アジアのドライバー育成にも力を注いでいくという。チームのマネジメントは、テチータのフォーミュラEチームオーナーであるSECA(中国のスポーツ管理・マーケティング会社)が行なう。
テチータのチーム代表であるエドモンド・チューは、次のように語った。
「エクストリームEが取り組んでいるチャレンジにやりがいを感じている。そしてエクストリームEのクルマやレースフォーマット、レースを行なうロケーションに興奮している」
「テチータは新たなテクノロジーを最大限に活用し、レーシングパフォーマンスを向上することに情熱を注いでおり、このエネルギーをエクストリームEに注ぐことを楽しみにしている」
「我々は環境問題に焦点を合わせる。レースと環境への配慮、旅行と冒険をミックスした新たなシリーズで、若いファンと会う機会を楽しみにしている」
エクストリームEに参戦する全チームは、ベース車両であるODYSSEY 21 E-SUVのボディカバー(エンジンカバーやフロントとリヤのバンパー、サイドシル、ライト)をカスタマイズし、市販車モデルの外観を採り入れることができる。また、パワートレインの特定領域を開発することもできる。
テチータは、チップ・ガナッシやアプト、アンドレッティ/ユナイテッド・オートスポーツ、HWA、QEV、ヴェローチェと共に、12月からマシンの合同テストを開始する。
全5ラウンドで行なわれる初年度は、1月23~24日にセネガルで行なわれるレースでスタートする予定だ。
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