Intercontinental GT Challenge 24h Nürburgring

トップチェッカーのマンタイ・ポルシェに100秒ペナルティ! ROWE BMWがニュル24時間を逆転優勝。BMW勢は5年ぶり通算21勝目

2025年のニュルブルクリンク24時間レースは、ローべ・レーシングの98号車BMW M4 GT3 EVOが総合優勝を果たした。

皆越 和也

編集: 2025/06/23 1:34

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Race winner #98 Rowe Racing BMW M4 GT3 EVO: Augusto Farfus, Jesse Krohn, Raffaele Marciello, Kelvin van der Linde

Race winner #98 Rowe Racing BMW M4 GT3 EVO: Augusto Farfus, Jesse Krohn, Raffaele Marciello, Kelvin van der Linde

写真:: Gruppe C GmbH

 ドイツ、ニュルブルクリンクで6月19〜22日に開催された「第53回ニュルブルクリンク24時間」(2025インターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦併催)は好天に恵まれ、レースウィークに降雨がないという同レースとしては珍しい天候だった。そのレースを制したのは、ローべ・レーシングの98号車BMW M4 GT3 EVO(アウグスト・ファーフス/イェッセ・クローン/ラファエル・マルチェロ/ケルビン・バン・ダー・リンデ)。BMW勢の優勝は2020年大会以来で、メーカー別優勝最多記録更新の21勝目となった。

 24時間レースのほとんどを支配したのは、マンタイEMAの911号車ポルシェ911 GT3R(ケビン・エストレ/アヤハンカン・ギュベン/トーマス・プレイニング/パトリック・ピレ)だった。しかしレースも後半18時間を過ぎた午前10時過ぎに、911号車ポルシェと98号車BMWの差がピットインのタイミングで一気に縮まった。2台の差が1秒を切った10時20分過ぎ、エストレがドライブする911号車ポルシェはバックマーカーと接触してしまう。バックマーカーの後方不注意ではあったが、このバックマーカーの車両はコース左側のガードレールにヒットして転覆。エストレにもアクシデントの原因があるとして、911号車ポルシェには100秒のペナルティが与えられることになった。

 911号車ポルシェと98号車BMWはその後も接近戦を展開しレースは終盤へ。午後4時を過ぎて911号車ポルシェが141周でトップチェッカーを受けたが、98号車BMWは20秒ほど遅れて2番手でフィニッシュ。ただ前述の通り911号車ポルシェにはペナルティ100秒が加算され、98号車BMWが1分17秒810差で逆転優勝を手にした。ローべ・レーシングはBMW M6 GT3で挑んだ2020年大会以来5年ぶりの優勝だった。なおBMWとしてはニュルブルクリンク24時間21回目の総合優勝である。3位はダイナミックGT SRLの54号車ポルシェだった。

 KONDO RACINGの45号車フェラーリ296 GT3(デイビッド・ペレル/フィリップ・フェルナンデス・レイザー/アクシル・ジェフリーズ/トーマス・ノイバウアー)は、総合6番手で116周目を走行中のレース終盤12時27分、シュテファン・ベロフSの先でバックマーカーと接触しクラッシュし、リタイアとなった。

 STIの88号車WRX(カルロ・バンダム/ティム・シュリック/佐々木孝太/久保凛太郎)は21日夜の11 時15分にアーデナウ付近でバックマーカーと接触しクラッシュ。修復には6時間を要し早朝にコースへ復帰したが総合83位、SP4Tクラス2位でレースを終えた。

 TG-RRの110号車スープラ(蒲生尚弥/片岡龍也/松井孝允/佐々木雅弘)はアクシデントやトラブルを抱えながら総合30位、SP8Tクラス4位。同チームの109号車ヤリス(モリゾウ/豊田大輔/石浦宏明/大嶋和也)は総合54位、SP2Tクラス優勝。ノルディック・レーシングの160号車スープラ(中山雄一/ジュリアーノ・アレジ/小高一斗/小山美姫)は総合92位、SP8Tクラス6位だった。

 今年の観客数は28万人だったと発表されている。来年大会は5月14〜17日に開催予定だ。

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