全日本ロードレースで死亡事故。開幕戦SUGO大会ST1000クラスで岩崎哲朗選手亡くなる
8月10日宮城県のスポーツランドSUGOで行なわれた全日本ロードレース選手権ST1000クラスの決勝レースで、選手1名が転倒。病院に搬送の後、死亡が確認された。

8月10日(月)、宮城県村田市のスポーツランドSUGOで行なわれていた、全日本ロードレース選手権ST1000クラスで岩崎哲朗選手が転倒し、病院に搬送。後に死亡が確認された。
事故が発生したのは、新型コロナウイルスの影響で8月に開幕が遅れていた全日本ロードレース選手権第1戦SUGOのST1000クラスだ。
岩崎選手は17周で争われる決勝レースの5周目に最終コーナーでスリップダウン転倒を喫すると、後続のライダーがそれを避けられず接触してしまった。レースは医療体制の確保のため、赤旗が掲示され、15周目に終了を迎えることになった。
転倒後、岩崎選手は白石市内の病院へと搬送されたが、その後死亡が確認された。
警察は事故原因を調査しているが、関係者によると現在は事件性は無く、レーシングアクシデントとの見立てで進んでいるという。
スポーツランドSUGOは「事故が発生してしまい大変残念に思っています。今後も安全を重視して運営してまいります」とコメントしている。
ST1000クラスは今季から全日本ロードレース選手権に新設されたクラス。1000ccクラスの市販バイクを使用し、ワンメイクタイヤの使用や改造範囲等を制限。世界選手権のMoto2クラスや、全日本ロードレースのトップカテゴリーであるJSB1000クラスへのライダー排出を目指している。
今季は新型コロナウイルスで開幕が遅れたものの、全日本ロードレースは8月9日のSUGO大会から、全4大会の開催スケジュールを予定している。

岩崎哲朗
Photo by: Jun Goto
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