チームカガヤマ、2024年はドゥカティWSBK仕込みの強力マシン引っ提げ全日本ロードに挑戦。ホンダから移籍の水野涼もやる気十分

チームカガヤマは2024年の全日本ロードレース選手権の参戦体制発表会をイタリア大使館で実施。今シーズンは水野涼を起用し、マシンにはドゥカティのファクトリーバイクを使用する。

Ryo Mizuno, Panigale V4R, DUCATI team KAGAYAMA

 2月15日、チームカガヤマは2024年シーズンの全日本ロードレース選手権の参戦体制発表会を実施した。

 チームカガヤマは昨年12月の段階で、マシンをこれまで長年連れ添ってきたスズキから、ドゥカティへスイッチすることを発表。新たな挑戦に注目が集まっていたが、今回正式に参戦体制の発表が行なわれた。

 発表はドゥカティの母国イタリアの駐日大使館で行なわれた。なおイタリア大使館では昨年もMotoGP日本GP前にドゥカティのレセプションパーティーが行なわれていた。

 駐日イタリア大使ジャンルイジ・ベネデッティ氏のあいさつで始まったプレゼンテーションでは、チームを率いる加賀山就臣が登壇し、参戦体制の発表を行なった。

Yukio Kagayama, DUCATI team KAGAYAMA

Yukio Kagayama, DUCATI team KAGAYAMA

Photo by: Motorsport.com / Japan

 2024年シーズン、チームカガヤマはJSB1000クラスのライダーとして水野涼を起用し、さらにマシンにはドゥカティが2023年にWSBK(スーパーバイク世界選手権)で使用しアルバロ・バウティスタが2連覇を達成したファクトリーマシンのパニガーレV4Rの供給を受けることになったと明らかにした。

 なおチームカガヤマは全日本ロードレース選手権だけではなく、鈴鹿8時間耐久ロードレースへの参戦も表明。鈴鹿8耐のライダーラインアップは後日発表になるとのことだ。

「私は33年間ずっとスズキでやってきましたが、今年から“勝ちにいきたい”ということで、ドゥカティを選択しました。新たな旅立ちをスタッフたちと戦いますので、よろしくお願いします」

 登壇した加賀山はそうコメントし、さらにスズキからドゥカティへのスイッチが実現した経緯を次のように説明した。

「ことのきっかけには、監督として勝ちたいという思いが強くありました。なぜドゥカティをチョイスできたのかというと、私のWSBK時代に、憧れていたトロイ・ベイリス選手の元に、ドゥカティのファクトリーチームによく遊びに行っていたんです。そして当時の監督だったパオロ・チアバッティ(2023年まではMotoGPスポーティングディレクター。現在はオフロードプロジェクトや国内選手権のゼネラルマネージャー)と仲良くさせてもらい、近年も友人として(関係が)続いていました」

「そして2024年から、ドゥカティを日本に持ってきて勝負をしたいんだと、そう伝えたところ彼は僕のやってきたことを調べ上げたうえで、“お前ならやれる”と言ってくれました」

「そして逆にジジ(ダッリーニャ/ドゥカティ・コルセのゼネラルマネージャー)さん達が、『どうせやるなら勝ちに行け』と、チャンピオンのバウティスタの車両を使えと逆に提案をもらいました」

「最初は信じられなかったんですが、ファクトリーマシンを海外に持ち出して、1年目のチームカガヤマに預けてくれるという決断をしてくれたことには、本当に感謝しかないです」

「だからこそ、覚悟を決めて日本の4メーカーと真っ向から勝負します」

 なお発表には前述のチアバッティからビデオメッセージも届けられ、チームカガヤマの全日本ロードレース選手権と8耐への挑戦にエールを送った。

 チームカガヤマのライダーを務める水野は、2021~2022年のBSB(ブリティッシュスーパーバイク)挑戦での苦い経験を経て、再びレースで勝てる体制を求めていたところに、加賀山からのオファーがあったことで11年間過ごしたホンダを離れ、新たな挑戦に臨むことを決断したと話した。

「日本に戻ってきて、やはり今年も自分の中でレースで勝ちたい、そして世界に行きたいという思いが一番にあって、それを考えたときに一番世界に行ける可能性があって優勝を目指せる環境、世界一になれると思えたのがこのチームでした」

「僕はこの話を聞いたとき、もう一回世界にいけるのではないかと、ワクワクするところからはじまり、最終的に2024年、ここに決めました」

「世界にまた戻って世界一になりたいという目標だけではなく、日本のモータースポーツ、そしてレース業界などに対して、このプロジェクトは大きな一歩になるんじゃないかと思って選ばせてもらっています」

「これから僕たちは、勝たなければならないマシン、メーカーというプレッシャーを背負いながらシーズンを迎えますが、それはライダーとして成功してきた加賀山さんや皆さんの協力をいただきながら、シーズンが始まってからもぜひ背中を押して欲しいです」

「自分は自分のレースで、日本一をそして世界一をとれるように今年から、これからも頑張って行きたいと思います。是非応援よろしくお願いします」

 

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