全日本ロードST600参戦の芳賀涼大、オートポリス戦の事故により亡くなる
9月8日に大分県のオートポリスで行なわれた全日本ロードレース選手権第6戦ST600クラスにおいて、ライダーの芳賀涼大選手が死亡する事故が発生した。
9月8日、大分県オートポリスで開催されたMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦 オートポリス大会のST600クラス決勝レースにおいて、芳賀涼大選手(はがりょうた・21歳/NITORO WORK NAVI OGURA CLUTCH)が死亡する事故が発生した。
事故はST600決勝のスタート時に発生。4番グリッドからスタートする際にストールしてしまい、後続のマシン2台に衝突されてしまった。
クラッシュ後はコース上で救命措置が行なわれ、さらにドクターヘリによって福岡県内の病院へと搬送された。しかし懸命な治療にもかかわらず、同日17時15分に芳賀涼大選手は帰らぬ人となったことを、MFJ(一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会)とART(Association of Road racing Teams)が発表した。
MFJの鈴木哲夫会長は、訃報に際し次のようにコメントを寄せた。
「この悲報に接し、生前のサーキットでの雄姿が思い起こされ胸が痛みます。故人、そして回復を信じ願ってきたご家族、友人、関係される皆様に心から哀悼の意を表します」
芳賀涼大選手は、主に2000年代にかけてスーパーバイク世界選手権(WSBK)で活躍し人気を博した芳賀紀行の息子であり、兄とともにレースへ参戦。イタリア選手権への参加を経て、近年は日本で活動していた。
なお兄の芳賀瑛大はSNSへの投稿で「本日、僕の弟芳賀涼大がバイクのアクシデントで亡くなりました」と投稿。11日に通夜、12日には葬儀を執り行うとし、「足を運んでいただけると涼大も喜びます」と記している。
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